ソーシャルレンディングは危ない?大損しないコツやおすすめしない点を解説

ソーシャルレンディングは危ない?」と気になっていませんか。

ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい企業と投資家をマッチングさせる仲介サービスのこと。

インターネット上で簡単に投資できるため、初心者でも気軽に始められる資産運用として人気を集めています。

その一方で、「ソーシャルレンディングは危ない」との声もちらほら…

本記事では、ソーシャルレンディングが危ないと言われる理由やリスク、大損しないコツを解説します。

「ソーシャルレンディングは危ない」の真相が知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ソーシャルレンディングは危ない?リスク・デメリット8選

「ソーシャルレンディングは危ない」と言われている理由は、8つのリスクやデメリットがあるからです。

危ないと言われる理由①貸し倒れ・元本割れ(元本保証がない)

ソーシャルレンディングは、貸し倒れが発生するリスクがあります。

貸し倒れとは、融資した企業や事業の経営がうまくいかず、融資した金額が返ってこなくなること

もちろん融資先の企業は、ソーシャルレンディング運営会社によって一定の審査が行われます。

しかし、その審査基準は非公開であるため、容易に信頼すべきではありません。

例えば、2021年にクラウドジレットが販売したカメルーン中小企業プロジェクトは、元本毀損率が最大90%に達したことが報告されています。

以上から「ソーシャルレンディングは貸し倒れリスクがあるから危ない」と言われるようになりました。

危ないと言われる理由②運営会社の倒産

ソーシャルレンディングは融資先だけでなく、運営会社が倒産するリスクもあります。

2021年5月、大手のSBIソーシャルレンディングは融資先の資金繰りが悪化したことが原因で、廃業を発表しました。

SBIソーシャルディングの被害額は約380億円。

融資先の企業も約150億円の負債を抱え倒産しました。

このように、ソーシャルレンディングは運営会社の倒産により、損失を被るリスクがあるのです。

危ないと言われる理由③金融商品としての歴史が浅い

ソーシャルレンディングは2008年に誕生した新しい投資手法であるため、安全性と信頼性に欠ける部分があります。

例えば、業界最大手のmaneoマーケットで以下の出来事がありました。

  • 2018年…223億円の投資に対する分配金の遅延を起こした。
  • 2019年…ウソの説明で出資を募ったとして集団訴訟を起こされ、約6億円の支払い判決。

先述したSBIソーシャルレンディングの倒産の件もあり、大手の業者だから安心とは限らないのです。

このほかにも、行政処分や不正が相ついだため、金融庁から注意喚起が出されました。

こうした背景から、「ソーシャルレンディングは危ない」というイメージが付いたのです。

危ないと言われる理由④流動性が低い(資金が拘束される)

ソーシャルレンディングは、流動性が低い点がデメリットです。

流動性とは必要な時に金融商品を換金できることを意味し、投資において安全性・収益性に並ぶ重要な基準です。

投資商品流動性 換金可能期間
株式投資基本平日のみ9時~15時
投資信託4~5営業日
ソーシャル
レンディング
3ヶ月~2年
株式投資・投資信託・ソーシャルレンディングを比較

上の表のとおり、ソーシャルレンディングは償還日まで投資資金が拘束されるため、少なくとも3ヶ月は資金を引き出せません。

さらに、償還に遅延が発生した場合は拘束期間が2年以上になることも…

このように、ソーシャルレンディングは流動性が低いため、必ず余剰資金で投資を行いましょう。

危ないと言われる理由⑤早期償還で利益が減る

早期償還とは、あらかじめ決められた償還日より早く、投資元本が手元に戻ってくることです。

一般的に、設定された償還日に投資元本と金利が受け取れますが、早期償還の場合は想定利回りより低い利益となります。

償還日半年後1年後
利回り5%10%
利益5万円10万円
償還日1年後、利回り10%のファンドに100万円投資した場合

早期償還されることで予想リターンを下回るため、新たに資産運用の計画を練り直す必要があります。

危ないと言われる理由⑥運用期間中の解約はできない

流動性リスクとほぼ同じですが、ソーシャルレンディングは満期がくるまで、解約できません。

生活に影響を及ぼさないためにも、ソーシャルレンディングに投資する際は以下のポイントを意識しましょう。

  • 余剰資金で行う
  • 分散投資を心がける
  • 短い期間で試す(3か月)

ソーシャルレンディングはお金を預けるだけで利益が狙える一方で、一度預けると手数料を支払っても解約できないので注意してください。

危ないと言われる理由⑦積立投資ができない

ソーシャルレンディングは募集期間が決まっているため、積立投資ができません。

1万円から投資可能ですが、ある程度の利益を得るためには、まとまった資金が必要です。

そのため、短期間で10万円以上の投資資金を用意できる人しか、ソーシャルレンディングで満足できる利益を出すことは難しいでしょう。

危ないと言われる理由⑧すぐに利益が出る投資ではない

ソーシャルレンディングは3ヶ月~2年の中長期運用が基本であり、すぐに利益が出る投資ではありません。

そのため、FXや暗号資産のように短期間で大きく稼ぐことは不可能です。

ソーシャルレンディングは、長期的な資産形成を目指す人におすすめです。

ソーシャルレンディングのメリット5選

ソーシャルレンディングのメリット5選を解説します。

メリット①運用の手間がかからない

ソーシャルレンディングの最大のメリットは、「選んで待つだけ」。運用の手間がかかりません。

普段忙しい方でも、手軽に投資できるため、年代を問わず、人気の投資手法となっています。

  • 投資したい企業や事業を選ぶ。
  • 利回りや満期日を確認。
  • 応募期間に応募。
  • 金額を決めて投資。
  • 満期日を待つだけ。

配当金はファンドによって異なりますが、四半期ごとや満期日に支払われるものなどがほとんどです。

待つだけでお金が増えていくので、手間をかけたくない方におすすめの投資手法です。

メリット②値動きの心配がない

株式や投資信託などは価格があり、毎日変動しますが、ソーシャルレンディングには、価格がないため、値動きがありません。

また、値動きの心配がなく、価格変動リスクがない点は、投資においてのストレスが減ります。

基本的に値上がり益を狙う金融商品の場合、上下する価格はストレスとなります。

価格が上がれば浮かれますし、反対に下がれば、不安になるものです。

一方、値動きのないソーシャルレンディングは、価格を気にする心配がありません。

よって運用期間中はストレスフリーで快適な投資ができるでしょう。

メリット③利回りが固定でわかりやすい

投資するファンドの利回りは固定利回りで、募集時に定められています。

満期日1年後
目標利回り5%
分配金5000円
例えば10万円を投資した場合

投資して満期まで待てば、資産がいくら増えるかが計算しやすいのがメリットです。

ほかの金融商品の場合、変動金利や、配当金の利回りが業績によって変化するなど、利益の見通しがつきにくいものが多くあります。

また、利回りのシミュレーションは、各サービスでHPに掲載してある場合が多く、利益のイメージもしやすいでしょう。

ただし、提示されている利回りは収益性を確約するものではありませんので注意が必要です。

高い利回りには、高いリスクが伴います。

投資する際は、リスクもきちんと考慮しましょう。

メリット④1万円からの少額から投資できる

ソーシャルレンディングは1万円からの少額投資ができます。

一方、投資の代表は株式投資ですが、基本的に100株からの購入数となり、数十万円ないと投資できません。

ソーシャルレンディングは小口化されており、ネット上で多くの投資家から出資を募るため、最低投資金額も低い傾向にあります。

個人では、投資できないような企業や事業(海外不動産や未上場企業など)に少額から投資できるのも、ソーシャルレンディングの魅力の一つです。

株式投資が資金的に厳しい方でも、ソーシャルレンディングなら、手ごろな金額から投資できるため、おすすめです。

メリット⑤ローリスク・ローリターン投資

ソーシャルレンディングの利回りは3%~6%ですが、低いものだと1%程度、高いものだと10%超えるものまでさまざま

債券以上、投資信託未満の利回り1~2%を選んで狙えるのがメリットです。

何度も解説していますが、高い利回り=高いリスクが伴います。

投資においてローリスク・ハイリターンはあり得ません。

例えば、株式の配当の利回りは、一般的に3%以上あれば高配当と呼ばれます。

よって利回りが5%もあるソーシャルレンディングは、投資としてはハイリスク・ハイリターンの部類です。

ローリスク・ローリターンの実現性が高いため、着実に資産運用をしたい方におすすめの投資手法といえます。

投資資金が500万円以上あるならヘッジファンドがおすすめ

BMキャピタル
引用:BMキャピタル

投資資金が500万円以上ある人は、ヘッジファンドがおすすめです。

ヘッジファンドは、資産運用のプロである「ファンドマネージャー」に銘柄選定から運用まで一任できるので、低リスクで利回り10%以上が狙えます。

ヘッジファンドのメリット
  • 安定して利回り10%以上が狙える
  • 下落相場でも利益を追求する
  • 銘柄選びから運用まですべてお任せできる
ヘッジファンドのデメリット
  • 最低投資金額が500万円以上と高い
  • 3ヶ月〜6ヶ月ほど換金できない期間がある

例えば、日本のヘッジファンド「BMキャピタル」は、過去10年間の平均利回りが10%以上と圧倒的な運用パフォーマンスを残しています。

さらに、2013年の設立から一度もマイナスを出したことがなく、直近6年で資産価値は2倍以上に増加しました。

ただし、ヘッジファンドは富裕層向けの資産運用であるため、投資資金は500万円以上と高額になっています。

ヘッジファンドについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

ソーシャルレンディングの注意点!

ソーシャルレンディングの注意点5選を解説します。

①募集枠は「先着順」

ソーシャルレンディングには募集金額が決まっており、抽選の場合もありますが、基本的に先着順となります。

例えば、2023年11月にLEVECHYで募集したファンドは、先着順で募集されました。

しかし、アクセスが集中しすぎて、一時的にサーバーがダウンしました。

募集金額が約6.2億円の大型案件で、予定分配率(年率)10%。

募集期間は1週間ありましたが、即募集終了となったのです。

このように人気案件の場合は募集期間に関係なく、金額が集まり次第、募集が終了します。

そのため、先着順の気になる案件がある場合は、募集時刻と同時に応募できるよう準備が必要です。

②内容が理解できない案件に投資しない

金融庁からも注意喚起が出ていますが、まずは情報提供がしっかり行われているファンド業者に投資してください。

高い利回りなど限られた情報のみで投資の判断をしてはいけません。

ソーシャルレンディングにおける情報提供例
  • 貸付先の属性(業種や事業内容)
  • 貸付条件
  • 貸付先の資金使途
  • 回収可能性に影響を与える情報
  • 審査態勢

このほかにも、契約やリスク・手数料、出資金の分別管理など、投資判断に必要と考えられる情報はたくさんあります。

提供されている情報が理解できない場合は、投資を控えましょう。

ファンドを選ぶだけのシンプルな投資手法である一方で、最低限の投資知識は必要です。

投資は自己責任。

大切な資金を守るためにも、内容を理解するための手間を惜しんではいけません。

③金融庁認可の業者を選ぶ

ソーシャルレンディングを行う業者は、金融商品取引法により、第二種金融商品取引業の登録が必要です。

そのため、登録業者以外の募集案件は、詐欺である可能性が高いため、関わらないようにしてください。

ただし、登録業者であっても、信用力を保証するものではありません。

登録業者であることが、投資判断における最低ラインであるというだけです。

前述したとおり、商品によっては、貸し倒れリスクや返済遅延リスクの可能性が高い場合があるため、十分に注意してください。

④高い利回りはリスクも高い

ソーシャルレンディングがいくら手軽な投資でも、高い利回りには、高いリスクが伴います。

例えば、クラウドバンクが募集したファンドでは貸付先の返済遅延のため、元本償還が遅れています(2023年11月時点)。

目標利回り(年率)6.1%
償還日2023年5月
運用期間約7か月間
分配金合計390.71円(3.9%)
償還金額合計133.68円(1.3%)
(※分配金、償還金合計はいずれも投資金額1万円あたり)

貸し倒れてはいませんが、償還日から半年以上が過ぎても、全額が償還されていません。

半年間の機会損失のほか、投資元本もいつ戻るかわからない状態は投資家にとって非常に苦しいでしょう。

このように、債務不履行、遅延の可能性はゼロではありませんので、注意しましょう。

⑤営業者報酬が発生する案件もある

ソーシャルレンディングは、ファンドによっては営業者報酬が分配金や償還金から差し引かれる場合があります。

営業者報酬は、出資金額の1〜2%程度が一般的です。

差し引かれるタイミングもさまざまです。

運用開始時や毎年1回などがあります。

一方で、貸付側の企業からあらかじめ営業者報酬を差し引いているケースもあります。

引用:LENDEX

例えば、LENDEX(レンデックス)では貸付利率に営業者報酬が上乗せされているので、投資家が支払う必要はありません。

高利回りになる分、融資先の企業の返済負担が重くなるため、リスクも高くなります。

営業者報酬の有無もしっかりチェックしておきましょう。

ソーシャルレンディングで大損しないコツ4選

ソーシャルレンディングで資産運用する際は4選のコツを実践しましょう。

大損しないコツ①余剰資金で行う

余剰資金とは失ってもいいお金のことです。

間違っても生活に必要な資金をつぎこんではいけません。

投資の基本ですが、デメリットでも解説した通り、ソーシャルレンディングは、3ヶ月〜2年間、資金が拘束されます。

そのため、急に資金が必要となっても途中解約できません。

また、元本やファンド募集時の利回りが保証されません。

投資である以上、リスクや危険性がつきものです。

最悪の場合は、投資金額を全額失うリスクもあります。

投資する際は、必ず余剰資金で行い、自己防衛策をとりましょう。

大損しないコツ②利回り1~2%のファンドに投資する

引用:金融庁

利回りは最終的な利益のことです。

利回りが1%の場合、100万円投資して1万円がもらえます。

金融庁が高い利回りに注意喚起しています。

まずは、安全性を重視した利回り1〜2%のファンドがおすすめです。

一般的に金融機関が融資を行う場合、貸し倒れリスクが高い貸付先には、高い金利を設定します。

よって高い利回り=貸し倒れするリスクも高いということです。

ソーシャルレンディングでは、実際に平均利回りが5%を超える業者も存在します。

しかしリターンの裏には必ずリスクがあります。

運用会社の過去の実績や、平均利回りは参考にはなりますが、利益を確約するものではありませんので、注意してください。

大損しないコツ③実績がある運用会社を選ぶ

運用会社の実績は、HPで確認できます。

平均利回り以外の数値も重要です。

以下の数値を確認しましょう。

運用会社の実績
  • 運用総額
  • 償還済総額
  • 分配金総額
  • 実績平均利回り
  • 正常償還率

とくに正常償還率は重要です。

正常償還率とは、運用が終了したファンドのうち、貸し倒れや債務不履行がなく、正常に償還が行われたファンドの割合のことです。

100%であれば、信頼性が高いといえます。

ほかにも、償還済総額も重要です。

これは、投資家に償還された元本の総額を意味します。

例えば、クラウドバンクは約2100億円、バンカーズは約145億円など、運用会社によって大きな差があります。

上記の数値を比較して、実績が多い運用会社を選べば、大損する失敗は防げるでしょう。

大損しないコツ④保証・担保がある案件を選ぶ

保証・担保は、貸し倒れリスクに対する保険です。

例えば、融資先の所有する不動産などを担保にして融資をします。

万が一、お金が回収できない場合は担保を売却して、返済金にあてるのです。

その結果、貸し倒れせずに、元本が投資家に償還されます。

ほかには、代表者連帯保証があります。

融資先の会社が返済できない場合、会社の代表者個人の資産で返済するしくみです。

こうした担保や保証を設定し、元本割れリスクに対する保険がかけられているファンドを選ぶのがおすすめですよ。

しかし、すべてのファンドに担保や保証があるとは限りません。

投資する際に、各ファンドの詳細をしっかり確認しましょう。

ソーシャルレンディングおすすめ業者ランキング!

おすすめソーシャルレンディング業者ランキングを7社解説します。

自分の投資スタイルに合ったものを見つけてください。

Funds(ファンズ)

引用:Funds
運営会社ファンズ株式会社
サービス開始2019年
正常償還率100%
累計募集金額約504億円
平均予定利回り2.11%
公式HPhttps://funds.jp/
Funds(ファンズ)の概要

ファンズは手数料無料、1円から投資できる手軽なソーシャルレンディング業者です。

三井住友信託銀行や楽天証券などから出資を受け設立され、上場企業を中心に融資を行っています。

また、融資先企業やファンドのすべてに公認会計士などの審査を行い、一定の基準をクリアしたもののみ扱っています。

メリット
  • 1円からの少額投資が可能。
  • ローリスク・ローリターンが期待できる。
  • 融資先が上場企業中心で安心。
デメリット
  • 高い利回りを期待できない。
  • 平均運用期間が14ヶ月で長め

リスクを抑えた堅実な投資をしたい方におすすめの業者です。

1年前後の中長期でリターンを狙いましょう。

LENDEX(レンデックス)

引用:LENDEX
運営会社株式会社LENDEX
サービス開始2017年
正常償還率100%(過去3年間)
累計募集金額約389億円
平均予定利回り6~10%
平均予定運用期間12ヶ月
公式HPhttps://lendex.jp/
LENDEX(レンデックス)の概要

レンデックスは不動産ファンドに特化した業者です。

平均利回りが高く、12ヶ月以内の短期メインの案件のため、流動性リスクを抑えた投資ができます。

不動産を担保に設定したファンドが多いため、安全性は比較的高いのが特徴です。

レンデックスのメリット・デメリット

メリット
  • 5%以上の高い利回りが期待できる。
  • 1年以内の短期投資メイン。
  • 利息が毎月分配型。
デメリット
  • 最低投資金額は2万円から。
  • 早期償還がある。

リスクを許容でき、高い利回りを狙いたい方におすすめです。

1年以内の短期メインで毎月分配金を受けれるので、成果が得やすいでしょう。

Bankers(バンカーズ)

引用:Bankers
運営会社株式会社バンカーズ
サービス開始2020年
正常償還率100%
累計募集金額約310億円
平均予定利回り3.83%
平均予定運用期間7.3ヶ月
公式HPhttps://www.bankers.co.jp/
Bankers(バンカーズ)の概要

業界最速で累計収支額を更新しているバンカーズ。

2023年10月には300億円を突破し、正常償還率は100%、注目の業者です。

ファンドの種類は、不動産や電力関連、クレジットカード事業など多岐にわたり、さまざまなものから選べるのが特徴です。

ファンズのメリット・デメリット

メリット
  • 半年〜1年の短期で運用できる。
  • 利回り3%以上が期待できる。
  • 融資先のジャンルが幅広い。
デメリット
  • 約8割以上が利回り5%未満のファンド。
  • 長期運用に向かない

一年以内の短期で3~5%程度の利回りを狙いたい方におすすめ。

ソーシャルレンディングの中でも比較的ミドルリスク・ミドルリターンでバランスのよい投資ができるでしょう。

AGクラウドファンディング

運営会社AGクラウドファンディング株式会社
サービス開始2021年
正常償還率100%
累計募集金額約75億円
平均予定利回り約5%
予定運用期間6~36ヶ月
公式HPhttps://ag-crowdfunding.co.jp/
AGクラウドファンディングの概要

AGクラウドファンディングは、東証プライム市場に上場しているアイフルグループが運営する業者です。

不動産担保ローンがあるため、元本割れリスクを抑えながら3%〜8%の高利回りのファンドへ投資できます。

また、安全性を重視する方向けに、利回り1%程度のアイフルファンドもあるため、幅広い投資に対応しています。

AGクラウドファンディングのメリット・デメリット

メリット
  • 約5%の利回りが期待できる。
  • 6ヶ月で利回り約1%の短期投資もできる。
  • 貸金業50年の大手アイフルグループが運営するので安心。
デメリット
  • 運用期間が12~36ヶ月の中長期。
  • 新しいサービスのため実績が少なめ。

比較的新しいサービスではあるものの、貸金業大手のブランド力が安心材料です。

長期運用のリスクを許容できる方におすすめの業者です。

OwnersBook (オーナーズブック)

引用:OwnersBook
運営会社ロードスターインベストメンツ株式会社
サービス開始2014年
正常償還率100%
累計募集金額約422億円
平均予定利回り4~6%
平均予定運用期間21.2ヶ月
公式HPhttps://www.ownersbook.jp/
OwnersBook (オーナーズブック)の概要

オーナーズブックは国内初の不動産に特化した業者です。

不動産のプロによる厳選された案件に1万円から投資できます。

不動産を担保としているため、元本割れリスクを軽減しながら、5%程度の高い利回りが狙えます。

また、案件の募集には抽選方式も多く採用されているのが特徴です。

過去1年の案件では、募集金額の2~5倍が集まっており、大変人気があります。

オーナーズブックのメリット・デメリット

メリット
  • 不動産投資に強い。
  • 不動産のプロが厳選した案件で安心。
  • 期限前償還が8割。
デメリット
  • 予定運用期間が長い(1年半以上)。
  • 人気が高く投資できないケースが多い。

手軽に不動産投資したい方におすすめです。

長期運用がメインですので、ほったらかし投資を好む方にはメリット、短期投資を好む方にはデメリットとなります。

COMMOSUS(コモサス)

引用:COMMOSUS
運営会社株式会社コモサス
サービス開始2019年
正常償還率100%
累計募集金額約62億円
平均予定利回り4.2~8.0%
予定運用期間6~12ヶ月
公式HPhttps://commosus.jp/
COMMOSUS(コモサス)の概要

コモサスは、不動産や金融系、社会貢献型ファンドなど、1万円から投資できるさまざま案件を取り扱う業者です。

12ヶ月以内の短期案件が多く、利回りが高いため、資金が拘束されたくない方におすすめです。

コモサスのメリット・デメリット

メリット
  • 幅広い案件に投資できる。
  • 短期メインで5%前後の利回りが狙える。
  • ソーシャルレンディング大手COZUCHIと協働
デメリット
  • 無担保貸付が含まれている。
  • 累計募集金額が少ない。

着実に実績を伸ばしているコモサス。直近の不動産ファンドも満額で成立しており、人気の高さがうかがえます。

これからの実績にも期待できそうです。

Crowd Bank(クラウドバンク)

引用:Crowd Bank
運営会社日本クラウド証券株式会社
サービス開始2013年
正常償還率
(運用中のファンド)
98%(2%遅延中)
累計募集金額2578億円
平均予定利回り5.87%
予定運用期間2~36ヶ月
公式HPhttps://crowdbank.jp/
Crowd Bank(クラウドバンク)の概要

6000件以上のファンドを運用してきたクラウドバンクは、ソーシャルレンディング大手です。

不動産を担保としたファンドも多く、海外不動産や発電事業など、幅広い案件に1万円から投資できます。

また、平均利回りが高く6%近いのが特徴です。

12ヶ月前後で資産運用したい方におすすめです。

今なら新規口座開設で楽天ポイント500ポイントがもらえるキャンペーンも実施中!

クラウドバンクのメリット・デメリット

メリット
  • 圧倒的な実績数で安心。
  • 幅広いテーマのジャンルに投資できる。
  • 高い利回りが狙える。
デメリット
  • 営業者報酬が最大で2%発生する。
  • 6ヶ月以内の短期案件は少なめ。

2023年の累計応募金額は2018年の約5倍以上で年々、上昇しています。

実績が多く、信頼性の高い人気の業者です。

「ソーシャルレンディングは危ない」に関するよくある質問

「ソーシャルレンディングは危ない」に関するよくある質問に回答します。

ソーシャルレンディングは危ない?やばい?

ソーシャルレンディングは危険性はありませんが、投資におけるリスクはあります。

まずは登録業者を選ぶことを徹底しましょう。

無登録業者は詐欺の可能性が高いです。

本記事で解説したおすすめ業者はすべて登録業者のため安心です。

SBIソーシャルレンディングの行政処分とは?

過去にSBIソーシャルレンディングは、案件募集に虚偽があったとして行政処分を受け、業務停止命令が出ました。

詳しくは関東財務局のHPをご覧ください。

楽天証券からソーシャルレンディングは利用できる?

Fundsが利用できます。

別途Fundsの口座開設と楽天証券アカウントの連携が必要です。

また、楽天証券経由でFundsの口座開設をすると、1000円分の楽天ポイントがもらえるキャンペンーンを実施中です。

お得にソーシャルレンディングを始めてみてはいかがでしょうか。

ソーシャルレンディングをおすすめしない理由は?

元本割れリスクがあるため、投資のリスクを許容できない方にはおすすめできません。

ソーシャルレンディングの貸し倒れリスクって何?

元本の全額が償還されないリスクを指します。

ソーシャルレンディングは貸付、融資のため、融資先が返済できない場合、貸し倒れする可能性があります。

【まとめ】ソーシャルレンディングは危ない!ローリスク利回り〜2%案件がおすすめ

本記事では「ソーシャルレンディングは危ない」と言われる理由やデメリット、大損しないコツについて解説しました。

ソーシャルレンディングは、貸し倒れや運営会社の倒産など多くのリスクがあります。

また、大きなリターンを得られる可能性も低いため、無理に投資する必要はないでしょう。

安定して高い利回りを狙いたい方は、ヘッジファンド一択。

ヘッジファンドなら投資のプロに資産運用を一任できるため、投資初心者でも効果的に資産を増やせます。

さらに、ヘッジファンドは空売りやロングショート戦略など高度な投資手法を駆使しているため、下落市場でも年利10%以上が狙えます。

筆者おすすめのヘッジファンドは以下の記事で解説しています。

低リスクで年利10%以上を狙うならヘッジファンド

ヘッジファンドとは

しっかりリスクヘッジしながら高い利回りを狙うなら、ヘッジファンドへの投資がおすすめです。

以下は500万円〜投資可能な日本国内のおすすめヘッジファンド。

スクロールできます
期待年利最低投資額問い合わせ投資手法・対象
BMキャピタル10%1000万円面談・バリュー株
・アクティビスト
ハイクア
インターナショナル
固定12%500万円面談または
資料請求
新興国企業への融資
アクション31%500万円面談・バリュー株
・事業投資
・ファクタリング
・Web3事業
GFマネジメント29%1000万円
*500万〜相談可
面談大型日本株
国内おすすめヘッジファンド4選

それぞれ期待リターンや投資対象、最低投資額が異なるため、迷うかもしれません。

おすすめは2社以上の気になるヘッジファンドに問い合わせて比較検討すること。

ハイクア社は資料請求のみの問い合わせもOKなので、まずは気軽に問い合わせてみてください。

BMキャピタル
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この記事を書いた人

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