「ネットウィンはどこまで上がる?」
「評判を知りたい」
運用開始から25年目を迎えたnetWIN GSテクノロジー株式ファンド(愛称:ネットウィン)は、純資産総額1兆円を超えるベストセラーファンドです。
そのためネットでは、「ネットウィンはどこまで上がる?」といった議論をたびたび見かけます。
結論からお伝えすると「どこまで上がる」という明確な予測は難しいものの、FRBの利下げの見送り・日銀の利上げ予測・これまでの運用成績を見ると、同ファンドの今後の見通しは暗いといえるでしょう。
本記事では、「ネットウィンはどこまで上がるのか?」という疑問に対して詳しい検証を行っていきます。
またネットウィンの評判や口コミ、さらには同ファンドの代わりとなる運用方法もご紹介していますので、是非最後までチェックしてみてください。
ネットウィン(netWIN GSテクノロジー株式ファンド)の基本情報
ネットウィンがどこまで上がるかを検証していく前に、同ファンドの基本情報について確認していきます。
特徴を知っておくことでより理解が深まりますので、是非チェックしてください。
>>ネットウィンがどこまで上がるのか先に知りたいという方はこちら
ネットウィンの概要
まずはネットウィンの概要について見ていきます。
名称 | netWIN GSテクノロジー株式ファンド |
---|---|
愛称 | ネットウィン |
運用会社 | ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社 |
設立 | 1999年11月29日 |
投資対象 | テクノロジーの発展により恩恵を受ける米国企業の株式 |
純資産総額 | Aコース(為替ヘッジ有り):約1600億円 Bコース(為替ヘッジ無し):約1兆円 |
運用区分 | アクティブ型 |
為替ヘッジ | Aコース:有り Bコース:無し |
決算頻度 | 年2回 |
手数料 | 購入手数料:上限3.3% 信託報酬手数料:2.09% 信託財産保留額:なし |
ファンドマネージャー | スティーブ ・バリー |
netWIN GSテクノロジー株式ファンド(以下、愛称:ネットウィン)は世界を代表する証券会社「ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社」が運用するアクティブファンドです。
ネットウィンは米国を中心に「テクノロジー・トールキーパー企業」へ投資
ネットウィンでは米国を中心にテクノロジー企業への投資を実施。
同社では投資対象企業を「テクノロジートールキーパー企業」と呼んでいます。
本ファンドでは、テクノロジー業界において、高速道路などの「料金所」のように「交通量」(=売り上げ数量)の増加や「交通量」(=価格)の値上げによって収益を上げることのできる企業を「テクノロジー・トールキーパー」企業と呼びます。
引用:ゴールドマン・サックス
ネットウィンでは「持続可能かつ継続的な収益拡大が見込める企業に注目して銘柄選択を行う」としています。
具体的な「テクノロジー・トールキーパー企業」の選定基準は以下の通りです。
強固なビジネス・フランチャイズ | 確率されたブランド 高水準の市場シェア 商品の価格支配力 継続的な収益構造 高い投下資本利益率 |
---|---|
優秀な経営陣 | 合理的な資本配分 一貫性のある事業業績 株主と同じインセンティブ |
優れた長期見通し | 予測可能かつ持続的な成長性 長い製品ライフ・サイクル 強固な競争優位 人口動態から見た優位性 |
では実際に、ネットウィンの現時点での組み入れ上位銘柄をチェックしてみましょう。
24年3月末時点 | ネットウィン23年12月末時点 | NASDAQ|
---|---|---|
1 | マイクロソフト | アップル |
2 | アルファベット | マイクロソフト |
3 | アマゾン・ドット・コム | アマゾン・ドット・コム |
4 | エヌビディア | ブロードコム |
5 | マーベル・テクノロジー | メタ・プラットフォームズ |
6 | アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) | エヌビディア |
7 | セールスフォース | テスラ |
8 | KLAコーポレーション | アルファベット(クラスA) |
9 | エクイニクス | アルファベット(クラスC) |
10 | アドビ | コストコホールセール |
セクター別比率は以下の通りです。
ご覧の通り、ネットウィンでは情報技術セクターが約70%を占めていますね。
ちなみに、表にはNASDAQの構成比率上位銘柄も記載しています。
Googleで「NASDAQ 上位銘柄」などと検索すると上位100銘柄まで調べられるので是非チェックしていただきたいのですが、ネットウィンの構成銘柄はNASDAQの構成銘柄とあまり変わりません。
ネットウィンには2つのコースがある
そんなネットウィンにはコースが2つあります。
コース | 大きな違い |
netWIN GSテクノロジー株式ファンド A | 為替ヘッジ有り |
netWIN GSテクノロジー株式ファンド B | 為替ヘッジ無し |
為替ヘッジ有りがAコース、為替ヘッジ無しがBコースとなっています。
為替ヘッジとは?
一般的に海外の株や債券などの資産に投資する場合、その国の通貨で運用が行われます。そのため、為替の変動により、円に換算する際に資産価値も変動することになります。このような為替の影響を避けることが為替ヘッジの目的です。為替ヘッジを行うために、先物取引や信用取引などが行われますが、相応のコストが必要となります。
引用:SMBC日興証券
こんな人向け | 為替ヘッジ有りはこんな人向け | 為替ヘッジ無しは
為替変動の影響を少しでも避けたい人 今後円高になると予想している人 | 為替ヘッジのコストの負担が気になる人 今後円安になると予想している人 |
ネットウィンの特徴をチェックしたところで、「ネットウィンはどこまで上がるのか?」について検証していきます。
ネットウィンはどこまで上がる?検証①|ゴールドマン・サックスの今後の見通し
「ネットウィンはどこまで上がるのか?」まずは運用会社であるゴールドマン・サックスの見通しをチェックしていきましょう。
ゴールドマン・サックスの2024年の見通し|金融環境の面
ゴールドマン・サックスが2024年2月に発表した動画「netWIN 24年の軌跡と今後の展望」の内容によると、同社では2024年3月から利下げが開始されると予想。
また過去に利上げが停止してから1年間の株価の動きを例に挙げ、前々回は1年で+18%、前回は1年で+29%上昇し、またネットウィンがメインとする情報技術セクターについては米国株式全体を上回っていたと言及しました。
ゴールドマン・サックスの2024年の見通し|企業業績の面
ゴールドマン・サックスは、2023年7月にGartner社により「今後世界的にソフトウェアやITサービスへの投資は増加する」と予測されたことに言及。
加えてネットウィンが投資対象とする情報技術セクターについては、米国株式全体と比べても高い成長率が予想されていることも挙げました。
ゴールドマン・サックスの2024年の見通し|総括
ゴールドマン・サックスではこれらのことを根拠に、金融環境と企業業績の両面で、追い風が期待できるとしました。
- FRBは2024年3月から利下げを行うと予想していた
- 米国株式は過去、利下げ開始をしてから1年間で上昇しており、また情報技術セクターについては米国株式全体を上回った
- 今後世界的にソフトウェアやITサービスへの投資は増加すると予測された
- 情報技術セクターについては、米国株式全体と比べても高い成長率が予想されている
そんな中ネットウィンが特に注目しているのがAI関連企業。
人より生産性の高い仕事を行うようになり、世界経済を押し上げる効果があると考えているそうで、ポートフォリオの4分の3程度をAIによる恩恵が期待される銘柄に分配しています。
どれだけ優秀なファンドマネージャでも将来の予測はできないため、動画内では今後「ネットウィンがどこまで上がるか」という点についての明言は無かったものの、ネットウィンは今後堅調な成績となることに自信を持っている様子でした。
運用会社は資金を集めたいので、ファンドについてポジティブな発言をする傾向があることは理解しておきましょう。
ネットウィンはどこまで上がる?検証②|日米金融市場の今後の見通し
この章では、「ネットウィンはどこまで上がるのか?」について客観的に検証していきます。
日米の金融市場からネットウィンの2024年の見通しについてチェックしていきましょう。
2024年の見通し|米国金融市場
FRBは3月の金融政策を決める会合にて、「インフレ率が持続的に物価目標の2%に向かっていると確信が深まるまで利下げは適切ではない」とし5会合連続で政策金利を5.25%から~5.5%に据え置くことを決定。
これはゴールドマン・サックスの予想に反した形となりました。
今後の経済見通しでは年内に3回利下げを行うと予想しているものの、「インフレ率が持続的に物価目標の2%に向かっていると確信が深まるまで利下げは適切ではない」と発言していることからも、確実性は五分五分。
テクノロジー企業は高金利で業績が伸びないとされていますが、今回の金利据え置きはネットウィンの成績にどう影響するのか注視する必要があるでしょう。
また今後も米国にインフレが粘着した場合は政策金利を継続して据え置く可能性や、最悪の場合は再び利上げを行う可能性もあります。
その場合はテクノロジー企業に投資をするネットウィンの成績は不安定な状態になる可能性が高くなるでしょう。
2024年の見通し|日本金融市場
日本は現在インフレにより様々なモノの価格が上昇していることは周知の通り。生活に影響が及んでいる方も多いです。
日本の金利は依然として低く、日米の金利差は開いたまま円安が続いています。
しかし円安圧力を受け、近い将来日銀は政策金利の利上げに踏み切るとの見方も強まっています。
今後日銀が利上げに踏み切り日米の金利差が縮んで円高ドル安になった場合、米国株は為替の影響で1~2割は下落すると言われています。
その場合にも、主に米国株に投資をするネットウィンの成績は不安定な状態になる可能性が高くなるでしょう。
2024年の見通し|総括
米国のインフレは粘着性が高く、金利を据え置く期間が長引く可能性や、最悪の場合再度利上げを行う可能性もゼロではありません。
その場合はネットウィンのメインのセクターであるテクノロジー企業にマイナスに影響する可能性も高くなります。
一方で日本は近い将来利上げに踏み切るとの見方が強く、日米の金利差が縮み円高ドル安となれば米株式への投資をメインとするネットウィンはやはりマイナスに影響する可能性が高いでしょう。
昨今はタイミングの悪いことに中東の情勢が緊迫化しており、世界的に更なる物価上昇も予想されています。
実際の日米市場や世界情勢を見てみると、ネットウィンにとって追い風となるかどうかは疑問が残りますね。
ネットウィンはどこまで上がる?検証③|これまでの運用成績
この章では、「ネットウィンはどこまで上がるのか?」とは少し視点を変えて、ネットウィンのこれまでの運用成績を振り返ってみます。
ネットウィンは1999年に設立されたファンドです。設立すぐのITバブルで被弾し基準価額は15000円から5000円に減少しています。
15000円を超えたのは2015年以降なので、15年以上も含み損の合ったファンドであったことがわかりますね。
また2008年にはリーマンショック、直近だとコロナショックにおいて被弾しているところを見ると、下落相場に弱いファンドであると見受けられます。
次に、ネットウィンの組み入れ銘柄はほぼNASDAQと同じですので、NASDAQとネットウィンのコースA・コースBの運用成績を比較してみました。
過去の金融ショックはやはり被弾していることが分かるのですが、それに加えて2015年ごろ以降からはコースAもコースBもNASDAQを下回っていることも見受けられます。
ネットウィン単独で見ると運用成績は上下しており、調子が良いとき・悪いときがあるのは分かるのですが、NASDAQとの比較で見ると、ネットウィンの成績はNASDAQを下回るところでの上下であることがわかるのです。
これは単純に、アクティブファンドとしては不甲斐ない成績であると言うことができます。
アクティブファンドとは
投資信託には「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の2つの運用スタイルがあります。
インデックス型 | アクティブ型 | |
概要 | 日経株価やTOPIXなどの指標(インデックス)に連動することを目標に運用 | 日経株価やTOPIXなどの指標(インデックス)を上回ることを目標に運用 |
メリット | 手数料が低め | インデックスを上回る利益を期待できる |
デメリット (注意点) | インデックスが下がれば運用成績もマイナスになる傾向に | 手数料が高め |
ネットウィンはアクティブファンドと言っているからには最低でもインデックスは超えてほしいところですが、NASDAQを見るとそれが叶っていません。
現状、NASDAQをベンチマークとする、手数料の安いインデックスファンドに出資をした方がより多くの利益を受け取れているのです。
ネットウィンで高い手数料を支払ってまで投資をする冥利は無いでしょう。
ネットウィンはどこまで上がる?|結論
既述の通り、ネットウィンがどこまで上がるか・下がるかを正しく予測することは誰にもできません。
しかし、日米の金融市場やこれまでの運用成績を見た時、運用会社であるゴールドマン・サックスが主張する道筋通りには行かず、見通しは暗いと見ることができるのではないでしょうか。
ゴールドマン・サックスの今後の見通し
- 2024年3月から利下げが始まると予想していた
- 米国株式は過去、利下げ開始をしてから1年間で上昇しており、また情報技術セクターについては米国株式全体を上回った
- 今後世界的にソフトウェアやITサービスへの投資は増加すると予測された
- 情報技術セクターについては、米国株式全体と比べても高い成長率が予想されている
→ネットウィンは今後堅調な成績となることに自信をもっている様子
日米金融市場の今後の見通し
- FBRは3月の金融政策会合で金利据え置きを発表。ゴールドマン・サックスの予想を反した。
- 米国のインフレは粘着性が高く、金利を据え置く期間が長引く可能性・再度利上げを行う可能性もゼロではない
- 今後日銀が利上げに踏み切るとの見方が強く、日米の金利差が縮み円高ドル安となる可能性も。
→米国の高金利+日本の利上げは主に米国のテクノロジー企業に投資をするネットウィンには不安要素となる
これまでの運用成績
- ネットウィンは1999年に設立された投資信託である
- 設立後すぐに発生したITバブルの影響で、2015年までの15年間も含む損のある投資信託であった
- これまでの金融ショックは被弾している
- アクティブファンドとしているものの組み入れ銘柄はNASDAQを大きな相違は無く、成績はNASDAQを下回っている
→高い手数料を支払ってまで投資をする冥利は無い
ネットウィンの掲示板などでの評判・口コミ
ではここで、ネットウィンの掲示板などでの評判・口コミをチェックしてみましょう。
ネットウィン(Bコース)は様々な賞を受賞している
ネットウィンのBコースは「R&Iファンド大賞」で受賞をしています。
「R&Iファンド大賞」はR&I格付投資情報センターが5,000本を超える投資信託の中から、中立的な立場で「優れた運用実績を示したアクティブファンド」を表彰するアワードです。
Yahoo!ファイナンス掲示板での評判・口コミ
ここからは実際にネットウィンで運用をする投資家の実際の声をご紹介します。
netWIN GSテクノロジー株式ファンド A(H有)の評判・口コミ
「ここまで回復しても、まだ少し含み損… 5月末の分配日までどこまで上がってるかな。ヘッジありなので円安の恩恵が少ないので、逆に円高になっても下落しにくい?もうちょっとポートフォリオどうするか含めて勉強します。 2024年2月10日」
「買い増を考えてますが、まだ上昇しそうでしょうか?? 2024年1月24日」
「20000まではキープ 2023年7月15日」
「NASDAQの下落が止まらんな我慢、我慢😖 2022年12月8日」
「円安だったのでヘッジありを買った。コロナバブルが弾けてIT各社の株価は下落しているがWITHコロナが定着し買った時点が底と考えている。2022年は米国金利上昇から下げて来たが、インフレも収まったようなので上昇を予想しています。 2022年11月12日」
netWIN GSテクノロジー株式ファンド B(H無)の評判・口コミ
「1週間お疲れ様でした。ナスだけが下がりましたが、組み入れ銘柄がなるべく影響なかったらいいんですが、利下げ予定の遅れから株から債券等に変わった? 2023年4月20日」
「円安止まらないねー(^^)金も上がり続けてて嬉しい😃 2023年4月17日」
「パウエル発言で、利下げは6月はないようですが、大統領選挙の年ですし、netWinの組み入れ銘柄に期待します。 2023年4月17日」
「イスラエルの事もありますが、昨日ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が年内に利下げはないかもしれないような事を言ったらしいですよ。パウエルさんが年内に利下げをすると言っているのに、どうしてカシュカリさんの言葉に市場がここまで反応するのか意味わかりません。イスラエルについても、アメリカ大統領が止めに入ったようですし。 2023年4月5日」
「円安ヤバすぎ155円になりそう、嬉しい悲鳴(^^) 2023年4月11日」
コメントの引用:
- Yahoo!ファイナンス|netWIN GSテクノロジー株式ファンド A(H有)【3531199B】の掲示板
- Yahoo!ファイナンス|netWIN GSテクノロジー株式ファンド B(H無)【3531299B】の掲示板 2023/09/22〜
みんかぶでの評判・口コミ
次に、みんかぶでの評判・口コミを見ていきます。
netWIN GSテクノロジー株式ファンド A(H有)の評判・口コミ
「ITバブルの崩壊後の凋落から、ここまで奇跡の復活って凄い!米アクティブハウス名門ゴールドマンの意地を感じます。これからの20年を見据えて積立検討中 2019年04月01日」
コースAの評判・口コミは1件しかありませんでした。
netWIN GSテクノロジー株式ファンド B(H無)の評判・口コミ
「比較すると変動は「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」とほとんど同じようです。 信託報酬がニッセイが0.2035%、GS・ネットウィン Bが2.09%。 2024年01月25日」
「半分は4年、残り半分は5年で180%に増えた泣。 買い付け時にたまたまドルが急降下。 その恩恵も大きいかも。
2023年11月24日」
「比較チャートで「FANG+インデックス・オープン」と比べてみた。FANG+インデックス・オープンの方がいいパフォーマンス。スイッチした方がいいかな 2020年10月08日」
「米株の雲行きが怪しくなってきた。そろどろ利益確定が無難かも? 2020年09月12日」
「今はやっぱり米株ですね。 2020年09月03日」
「あの時買っておけばよかったなぁ 2020年02月14日」
コメント引用:
下落にも強い運用を目指したい・インデックスは超えたいならヘッジファンドがおすすめ
ヘッジファンドはネットウィンなどの投資信託と同様に、投資家から資金を集めて金融資産へ投資を実施。投資で得られた利益を投資家に還元をするという仕組みです。
ヘッジファンドが投資信託と大きく異なる特徴は以下の2つ。
- ヘッジファンドの投資先は国内外の株式や債券、外貨預金、不動産、コモディティなど制限がなく効果的な「分散投資」が可能
- 投資信託のように金融庁からの制限が少なく、下落にも耐えれて利益も出せる「空売り」などの高度な投資戦略を駆使することが可能
つまり、効果的な「分散投資」かできることに加え、下落局面でも利益を出せる「空売り」戦略を駆使できるため、中・低リスクであるにも関わらず10%以上もの高い利回りを目指せるというのがヘッジファンドの強みなのです。
ネットウィンでなかなか成果が実感できなかった方、せめてインデックスは超える位の運用はしたい方は是非ヘッジファンドをご検討ください
ちなみに筆者おすすめのヘッジファンドは以下の2社です。
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BMキャピタル
運用開始 | 2013年 |
---|---|
投資対象 | 日本株(バリュー株) |
年間利回り | 10%以上 |
最低投資額 | 1000万円 ※1000万円未満の相談可 |
ロックアップ期間 | 3ヶ月 *3ヶ月に1回出金、解約可能 |
資料請求・ 運用の相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | BMキャピタル公式サイト |
BMキャピタルは2013年に設立された日本のヘッジファンドです。
投資対象は日本のバリュー株。優秀なファンドマネージャーによって選び抜かれた「将来値上がりする可能性の高く、購入時より値下がりする可能性の低い銘柄」へ投資を実施します。
バリュー株投資とは?
バリュー株投資とは、株価が本来の企業価値よりも過小評価されている株式を購入し、投資家による見直し買いなどにより株価が適正価格に上昇した局面で売却を行うことで値上がり益を狙う投資手法です。
バリュー株であるかどうかの選定には株価収益率 (PER)、株価純資産倍率 (PBR)、株主資本利益率 (ROE)などの指標を使って一定の基準より低い(または高い)株式を選定する必要があります。
バリュー株投資は値下がりする可能性が低く、低リスクだと言われていますが、これは「バリュー株の選定を正しく行えていること」が大前提。実はバリュー株の選定は、投資上級者でも選定には困難と言われており、本当に値下がらない可能性が低くなるのはファンドマネージャーの腕が試されるのです。
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相談はオンラインでも対面でも可能で、営業トークもされないため、まずは一度話を聞いてみてはいかがでしょうか。
ハイクア・インターナショナル
運用開始 | 2023年 |
---|---|
投資対象 | ベトナム企業 |
年間利回り | 12%(固定) |
最低投資額 | 500万円 |
ロックアップ期間 | なし |
資料請求・ 運用の相談 | 無料 |
面談の形式 | オンライン |
公式サイト | ハイクア・インターナショナル 公式サイト |
ハイクア・インターナショナルは2023年に設立された新しい運用会社です。
ハイクアではベトナム法人の関連企業「SAKUKO VIETNAM」に事業融資を実施。「SAKUKO VIETNAM」は事業で得られた利益から貸付金利子をハイクアへ支払いますが、その一部が配当金として投資家に還元されるという仕組みを採用しています。
Googleで検索するとすぐに出てきますが、「SAKUKO VIETNAM」はベトナムで日本製品の専門店を40店舗以上展開、日本人向けのビジネスホテル3店舗展開、ビアードパパ11店舗を展開する、ベトナムではすでに大企業。
「SAKUKO VIETNAM」は今後更なる事業展開を計画しているそうで、ハイクアを立ち上げて出資者を募るに至ったとのこと。
ハイクアの特徴としては、株式や債券などの金融資産に投資するわけではなくベトナム大企業への事業融資を行うという投資スタイルですので、手堅いリターンを期待することが可能。
格段に投資リスクが低いにも関わらず、固定年利12%を配当として期待することができるのです。
ハイクアでも資料請求やオンラインでの相談は無料。
ハイクアと「SAKUKO VIETNAM」の代表は同じ方です。現時点では代表が直接オンライン相談を行っていますので、より詳しい情報を聞いてみてはいかがでしょうか。
ネットウィンについてよくある質問
最後に、ネットウィンについてよくある質問をチェックしていきます。
ネットウィンの評判・口コミはどこでチェックできる?
ネットウィンの購入方法は?
ネットウィンは80近い証券会社にて購入が可能です。
購入手数料は上限3.3%としていますので、各証券会社にて確認しましょう。
ネットウィンを販売している証券会社の例
- 大和証券
- SBI証券
- 楽天証券
- 野村證券
- マネックス証券 など
ネットウィンの手数料体系は?
ネットウィンの手数料体系は以下の通りです。
購入手数料についてはネットウィンを販売する各証券会社にて確認をしましょう。
- 購入手数料:上限3.3%
- 信託報酬手数料:2.09%
- 信託財産保留額:なし
ネットウィンは新NISAで買える?
ネットウィンは新NISAの成長投資枠で購入できます。
ネットウィンの分配金はいつ支払われる?
ネットウィンの分配金は5月と11月の2回支払われます。
まとめ
本記事では、運用会社のゴールドマン・サックスの今後の展望と日米の金融市場やこれまでの運用成績を比較し、総合的にネットウィンの見通しは暗いと結論付けました。
ネットウィンの運用会社はあのゴールドマン・サックス。極論ですが、そのブランド力を信じているという方や、FRBは今後利下げをすると考える方、今後も円安が続くと予想している方はネットウィンでの運用も向いているでしょう。
しかしネットウィンは高い手数料を徴収するにも関わらず、NASDAQより低いところで上下を繰り返し、また金融ショックも幾度も被弾しています。
そんな運用に物足りなさを感じているという方や、下落にも強い運用を目指したい、せめてインデックスは超えたいという方は「ヘッジファンド」がおすすめです。
以下の記事では先ほどご紹介した「BMキャピタル」や「ハイクア・インターナショナル」の他にもおすすめの日本のヘッジファンドをランキング形式で紹介していますので、是非チェックしてくださいね。