川崎汽船(9107)の株価は海運業のコロナバブルが明けた現在も上昇中。
一方で「川崎汽船への投資は危ない」という声もちらほら聞こえてきます。
結論から先にお伝えすると、株価が天井を打っている今、川崎汽船への投資は危ないです。
本記事では川崎汽船への投資が「危ない」と言われる理由とその詳細に加え、そもそもなぜ株価が上昇したのか、そして今後の見通しや川崎汽船に代わるおすすめの運用先「ヘッジファンド」についても解説していますので、是非お見逃しなく。
そもそも川崎汽船の株価が上昇した理由は?
2020年代以降に株価が急上昇した川崎汽船。
そもそも川崎汽船の株価が上昇した理由は何なのでしょうか。
まずはその理由について確認していきます。
>>すぐに川崎汽船への投資が危ないと言われている理由を知りたい方はこちら
新型コロナの影響でコンテナ船がバブルになり復活した
もともと川崎汽船の株価は2021年まではボックス圏を推移していました。
しかし、世界的なコロナウイルスの影響による巣ごもり消費によるサプライチェーンの混乱・ロシアによるウクライナ侵攻の影響によるエネルギー価格の高騰のダブルパンチによりコンテナ船の運賃は急騰。
コンテナ船の運賃が上がれば概ね海運業の収益は増加するので、結果的に川崎汽船の株価も約23倍も上昇したとの見方が濃厚です。
Ocean Network Express(ONE)からの持ち分法利益で業績が上昇した
2017年、川崎汽船・日本郵船・商船三井の海運大手3社がコンテナの定期船事業部門を統合し、オーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン株式会社 (Ocean Network Express(Japan)Ltd.)通称「ONE」を設立しました。
ここで、なぜライバル会社であるはずの海運大手3社が手を組んだのかを解説していきます。
2000年代、世界的好景気により船の需要は拡大。
新造船の発注は殺到し、コンテナ船も大型化するなど、まさに海運業バブルでした。
日本海事センターのデータを見ても、2000年代のコンテナ荷動き量は世界的に見ても増加していることが分かります。
しかし、2008年に起きたリーマンショックの影響で世界的に不況の時代に突入し、新しく造船されたコンテナ船や大型化したコンテナ船は供給過多に陥りました。
またさらには燃料価格高騰のパンチも喰らい、コンテナ事業で数百億円規模の経常赤字を計上していた3社は、ビジネスモデルの構造改革を迫られていたのです。
そこで誕生したのが「ONE」。
川崎汽船・日本郵船・商船三井の三者三様の戦略を統合することによって積載効率の向上化を図ることを目的としたコンテナ海運会社を設立したのです。
設立から5年で純利益345億米ドルを達成するなど、業績はまさに順調。
「ONE」の快進撃により、結果として川崎汽船は持ち分法利益で業績が上昇することとなりました。
配当が増加しより流動性は活発化した
川崎汽船の配当金の推移は以下の通りです。
年度 | 中間・期末合計 | 配当利回り |
---|---|---|
2011年3月 | 9.50円 | 3.09% |
2013年3月 | 2.50円 | 1.26% |
2014年3月 | 4.50円 | 2.02% |
2015年3月 | 8.50円 | 2.63% |
2016年3月 | 5円 | 2.29% |
2017年3月 | 0円 | 0% |
2018年3月 | 0円 | 0% |
2019年3月 | 0円 | 0% |
2020年3月 | 0円 | 0% |
2021年3月 | 0円 | 0% |
2022年3月 | 600円 | 7.48% |
2023年3月 | 600円 | 19.83% |
2024年3月 | 250円 | 4.12% |
2025年3月 (予想) | 85円 | 3.4% |
川崎汽船は2017年3月期から無配が続いていましたが、2022年3月期から復配となり、6年ぶりに配当が実施されました。
「増配=業績が好調」ということでもありますので、多くの投資家の関心を引いて売り買いの流動性が活発化したと見られています。
ちなみに川崎汽船では株主優待の実施はありません。
川崎汽船への投資が危ないと言われている理由は?
コンテナ船バブルであるはずの川崎汽船。
ではなぜ川崎汽船への投資は危ないと言われているのでしょうか。その理由について解説していきます。
危ない理由1. コロナ特需だったコンテナ船のバブルが終わる
川崎汽船への投資が危ないと言われている理由の1つ目は、「コロナ特需だったコンテナ船のバブルが終わったから」と言われています。
コンテナ船のバブルが終わったと言われるその根拠を見てみましょう。
以下のグラフは先ほどもチェックした定期船運賃市況(SCFI)の直近3年間の推移です。
ご覧の通り、コンテナ船の運賃は2022年ごろから急落。
海運業の株価は概ねコンテナ船の運賃に連動しますから、川崎汽船の株価も下がると見られていました。
実際は確かに、2022年のコンテナ船の運賃に連動して株価はやや下がるものの、すぐに上昇となりました。
ただし、世界のコンテナ荷動き量の推移をもう一度見てみると、2022年から荷動き量は減少傾向です。
荷動き量の減少はやはり、業績低迷につながる可能性がありますから、これからの川崎汽船への投資は危ないと言われるのでしょう。
危ない理由2. 日本郵船・商船三井とは違う経営戦略を立てている
上記のように「コンテナ船のバブルの終焉」を迎えた川崎汽船・日本郵船・商船三井の海運大手3社は、「ポストコロナバブル」となる新たな戦略を打ち出す動きに出ました。
日経新聞によると、3社ともONEで得た資金源を元手に、日本郵船は液化天然ガス輸送船や新サービスへのM&A(合併・買収)に1兆2000億円を投じ「脱・コンテナ依存」を、
商船三井もM&Aに1件当たり最大3000億円を投じて「非海運」も視野に入れているとし、両社とも市況によって業績変動の大きいコンテナ船事業への依存を減らす戦略を発表しました。
一方の川崎汽船はと言うと、成長戦略では「我々の強みを生かせる自動車、鉄鋼原料、液化天然ガス(LNG)輸送の3分野に経営資源の8割を集中させる」(明珍幸一社長)方針で、日本郵船・商船三井とは異なり川崎汽船の強みを活かした「海運業一本勝負」の姿勢を見せているのです。
セグメント別の売上高も見ると、市況によって業績の振れ幅が大きくなるコンテナ船事業にも経営資源の比重が多いことも分かります。
セグメント | 事業 |
---|---|
ドライバルク | ドライバルク事業 |
エネルギー資源 | 液化天然ガス輸送船事業 電力事業 油槽船事業及び海洋事業 |
製品物流 | 自動車船事業 物流事業 近海・内航事業 コンテナ船事業 |
その他 | 報告セグメントに含まれない 船舶管理業 旅行代理店業 不動産賃貸・管理業等 |
川崎汽船の「海運業一本勝負」の姿勢は「脱炭素リスク」「市況リスク」「大量供給リスク」など様々なリスクも伴うため安定的な収益獲得から遠ざかる形となり、「川崎汽船への投資が危ない」と言われる要因の一つともなっています。
危ない理由3. 業績が低迷すると減配される可能性が高い
コンテナ船バブルの終焉や経営戦略の不透明化など、様々な要因で業績が低迷すると心配されるのが減配になる可能性です。
事実、2024年の配当額は2023年と比べて-350円の減額。2025年の予想配当額は85円に減額となっています。
年度 | 中間・期末合計 | 配当利回り |
---|---|---|
2011年3月 | 9.50円 | 3.09% |
2013年3月 | 2.50円 | 1.26% |
2014年3月 | 4.50円 | 2.02% |
2015年3月 | 8.50円 | 2.63% |
2016年3月 | 5円 | 2.29% |
2017年3月 | 0円 | 0% |
2018年3月 | 0円 | 0% |
2019年3月 | 0円 | 0% |
2020年3月 | 0円 | 0% |
2021年3月 | 0円 | 0% |
2022年3月 | 600円 | 7.48% |
2023年3月 | 600円 | 19.83% |
2024年3月 | 250円 | 4.12% |
2025年3月 (予想) | 85円 | 3.4% |
一般的に高配当株と言われている配当利回りは4~6%と言われており、2024年の配当利回りは4.12%、2025年の予想配当利回りは3.4%。
単に2022年と2023年の配当額が異常に高かっただけなので、「配当利回りが低すぎる」ということは無いでしょう。
しかし川崎汽船については、2022年度の説明会で配当下限金額を「稼ぐ力を前提に120円」に設定しているとの説明があったものの、2025年度の予想配当額が85円であるところを見ると、見直しとなった可能性があります。
つまり、今後さらに業績が悪化した場合は無配となる可能性も大いにあるのです。
特に配当金狙いで川崎汽船の株式を保有していた方にとっては大打撃となりますので、「川崎汽船への投資は危ない」と言われるのですね。
川崎汽船はやっぱり危ない?今後はどうなる?【見通しとリスク】
前の章では「川崎汽船への投資は危ない」と言われている理由について解説していきましたが、この章では川崎汽船の株価は今後どうなるのか、見通しとリスクについて解説していきます。
見通しとリスク1. 成長戦略が描けていない
川崎汽船が成長戦略を描けていないのは「危ない理由2. 日本郵船・商船三井とは違う経営戦略を立てている」で解説しましたね。
将来的に安定的な収益獲得のビジョンがあるのであれば、例え今業績が悪くても今後は盛り返す可能性もありますが、経営戦略の将来性が不透明な今、川崎汽船に投資をし続けても株価下落・減配の可能性は高く、危ないです。
これから投資をするにしても、株価は現在高値の状態なので、「高値掴み」となってしまう可能性もあります。
株の高値掴みとは?
株の高値掴みとは、株価の高いところで購入してしまい、その後値下がりした状態のことを指します。
見通しとリスク2. 海運3強から陥落する可能性
川崎汽船は、「コロナバブル」を受けて2008年のリーマンショック以降の不況から脱出し、海運業界では日本郵船・商船三井と並んで「海運3強」と言われています。
しかし同社は近年、海運3強から陥落する可能性もささやかれているのです。
具体的な根拠はないものの、ダイヤモンドオンラインには「川崎汽船が3強から陥落危機!?バブルで復活も「海運一本足打法」の逆張り戦略に不安」という記事が発信されました。
また日本経済新聞によると、個人株主が増えた企業のランキング1位に商船三井、3位に日本郵船がランクインしたのにも関わらず、川崎汽船はランクインすることはありませんでした。
川崎汽船が今すぐに「海運3強」から陥落するということはないと思いますが、要チェックとなるでしょう。
見通しとリスク3. 長期目線ではどう?危ない?
では川崎汽船を長期目線で評価した場合はどうでしょう。やはり危ないのでしょうか。
筆者は川崎汽船への投資は長期目線で見て「危ない」と判断します。
もう一度川崎汽船の株価を見てみましょう。今度は過去24年間(2000年~)の推移を見てみます。
川崎汽船の設立は1919年ですから、2000年以前の株価がどうだったかまではこのグラフから読み取ることはできませんが、Googleファイナンスによると2000年1月当時の株価は184円で、リーマンショック後コロナバブルの前までの期間の最安値はおそらく100円台。
直近では紅海の物流混乱でコンテナ運賃が上昇するなどの影響から、コロナバブル後にも関わらず株価は最高値を記録しています。
紅海の物流混乱とは?
「紅海問題」とは、2023年末からイエメンの反政府勢力フーシ派が紅海を航行する船舶への攻撃を行っていることを指します。
この攻撃を回避すために、世界中の海運業者は紅海を経由してスエズ運河を超えるヨーロッパへの最短ルートからアフリカの喜望峰を経由するルートに変更を余儀なくされました。
この変更によりヨーロッパまでの距離が延びて船不足が発生し、コンテナ船の運賃が上昇しました。
これを「紅海の物流混乱」と言います。
長期目線で見ると、「川崎汽船の株価は天井を打っている」と見てもおかしくはありません。
今は外的要素でコンテナ運賃の上昇に連動して株価が上昇していると見てほぼ間違いはなさそうですが、以下の場合は投資家の売りが急増し、株価は下落。
リーマンショック以降の低迷期を迎える日は近いでしょう。
またこれらの状況に陥る可能性は決して低くありません。
- 配当金が減額または無配となった場合
- 将来性に希望を持てなくなって投資家の売りが増加した場合
- 業績が低迷した場合
川崎汽船への投資は長期目線で見て「危ない」と判断できるのではないでしょうか。
安定した高利回りを狙うならヘッジファンドも検討しよう
安定的な高利回りを目指すなら、ヘッジファンドもおすすめです。
ここではヘッジファンドの魅力とおすすめのファンド「BMキャピタル」と「ハイクア・インターナショナル」をご紹介します。
ヘッジファンドの魅力|下落耐性と多様な分散投資
「ヘッジファンド」とは、投資家から資金を集めて金融資産へ投資を実施。投資で得られた利益を投資家に還元をするという仕組みです。
ヘッジファンドの最大の特徴は以下の2点です。
- ヘッジファンドの投資先は国内外の株式や債券、外貨預金、不動産、コモディティなど制限がなく効果的な「分散投資」が可能
- 投資信託のように金融庁からの制限が少なく、下落にも耐えれて利益も出せる「空売り」などの高度な投資戦略を駆使することが可能
つまり、効果的な「分散投資」かできることに加え、下落局面でも利益を出せる「空売り」戦略を駆使できるため、中・低リスクであるにも関わらず10%以上もの高い利回りを目指せるというのがヘッジファンドの強みなのです。
川崎汽船の株価下落が不安な方、安定的な高利回りを目指したい方は是非ヘッジファンドをご検討ください
ちなみに筆者おすすめのヘッジファンドは「BMキャピタル」と「ハイクア・インターナショナル」の2社です。両社についても簡単に解説しますので、是非ご参考ください。
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運用開始 | 2013年 |
---|---|
投資対象 | 日本株(バリュー株) |
年間利回り | 10%以上 |
最低投資額 | 1000万円 *1000万円未満の相談可 |
ロックアップ 期間 | 3ヶ月 *3ヶ月に1回出金、解約可能 |
資料請求・ 運用の相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | BMキャピタル公式サイト |
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BMキャピタルは投資の有無に関わらず、お問い合わせ・資料請求・面談は無料です。
もちろん無理に投資を迫られることもありませんので、まずはお気軽にお問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
ヘッジファンドランキング2位:ハイクアインターナショナル
運用開始 | 2023年 |
---|---|
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年間利回り | 12%(固定) |
最低投資額 | 500万円 |
ロックアップ 期間 | なし |
資料請求・ 運用の相談 | 無料 |
面談の形式 | オンライン |
公式サイト | ハイクア・インターナショナル公式サイト |
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「川崎汽船危ない?」に関してよくある質問
最後に、「川崎汽船は危ない?」に関連してよくある質問を確認して終わりにしたいと思います。
川崎汽船が倒産する危険性は?
川崎汽船について調べていくと、「川崎汽船が倒産する危険性がある」などと言ったワードを目にするかもしれません。
実は2016年、とあるシンガポールのNVOCC企業が、当時海運業世界7位だった韓国の企業「韓進海運」の倒産を受け、提携関係にあった川崎汽船の倒産の可能性を示唆したメールを自社の顧客に送信したという出来事がありました。
メールを受信した顧客らは川崎汽船に対して「本当に倒産するのか?」という問い合わせをする事態に発展し、川崎汽船はNVOCC企業に抗議を申し入れたそうです。
こういった経緯から、未だに「川崎汽船が倒産する危険性がある」などと言ったワードが飛び交っているのではないかと推測されます。
しかし、川崎汽船は設立1919年(大正8年)の歴史ある企業です。
遠い将来はどうなるかわかりませんが、川崎汽船が今後10年以内で急に倒産するということはなかなか無いでしょう。
川崎汽船のフェリーが苫小牧で座礁した事故について詳細を知りたいです
2日未明、乗客乗員あわせて140人を乗せた川崎汽船のフェリーが、北海道の苫小牧港の入り口付近で座礁しました。
フェリーは予定よりも11時間以上遅れてフェリーターミナルに着桟し、乗客は全員無事に下船したそうです。
乗員・乗客にけが人や体調不良者はいないとのこと。
運輸安全委員会は、原因を調査するため事故調査官3人を現地に派遣したそうです。
川崎汽船では、この事故の詳細について新しい情報が入り次第逐次発表を行っています。
詳しくは川崎汽船公式ホームページからご確認ください。
川崎汽船の株価はどうなる?
川崎汽船に代わるおすすめ銘柄は?
今後「低迷期」に突入する川崎汽船に比べると、上がる可能性と下がる可能性が半々にある「日本郵船」がおすすめです。
また株式ではないですが、より安定的な高利回りを期待できる「ヘッジファンド」もおすすめです。
ヘッジファンドについては、先ほどご紹介したおすすめファンド「BMキャピタル」「ハイクア・インターナショナル」以外にも、日本のおすすめのヘッジファンドをランキング形式でご紹介している以下の記事をご参考ください。
川崎汽船の配当が支払われるのは何月?
川崎汽船では3月末に期末配当、9月末に中間配当の年2回配当金を受け取れますが、実際に配当金が振り込まれるのは2~3か月後の「12月上旬」と「6月下旬」の2回です。
ちなみに川崎汽船の権利確定日は3月31日。
配当金を受け取るには権利確定日の2営業日前までに株式を購入する必要があります。
川崎汽船の掲示板での口コミ・評判はどう?
川崎汽船の株価は直近で急騰していたり、6月に株主総会が開かれた関係、苫小牧でフェリーが座礁した関係などでYahoo掲示板には最近のコメントが多いです。
今日も配当もらった分だけ買ったのじゃ。
しばらく放置じゃ。
6月21日
川崎汽船の配当は3月末と9月末ですが、実際に振り込まれるのは2~3か月後の「12月上旬」と「6月下旬」です。
株式で配当金生活をされている方でしょうか。
実際に振り込まれた配当金で再び川崎汽船の株を購入しています。
元本毀損をできるだけ回避する賢い方法です。
総会中の午前は上げておいて株主黙らせて終わった午後は下げるんじゃ?
参加したことないけど
6月21日
川崎汽船の株主総会は6月21日でした。
このようなコメントも多く見受けられましたが、この日の値動きは以下のように落ち着いていました。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
2,251 | 2,296.5 | 2,244.5 | 2,269 |
また野村の登場ですかね??
対面では顧客の味方!!という感じを出しますが、
企業としては「ほんとに日本の企業なの?」みたいなことを平気でしますからね。
6月26日
野村證券は川崎汽船の大株主です。
現在の保有率は5%にも満たしませんが、川崎汽船の値動きに関連するロング・ショートを繰り返し行う野村證券に、個人投資家は翻弄されている様子も見受けられます。
自分が望んでる株価は2700とか2800でなく4000円です。
そのくらいまで年内に行くことを期待してます。
7月1日
4000円台を記録する前に値下がりしてしまわないか心配ですが、それだけ昨今の値上がりは期待値も同時に上がっているということですね。
今日のシルバーブリーズの座礁事故がどれくらい株価に影響あるんだろ?
海難事故後の株価に詳しい人、教えて
7月2日
この日川崎汽船の保有するフェリーが座礁する事故がありました。
>>詳細はこちら
株価にその影響があるのか無いのか、心配する方のコメントも多く見受けられました。
カジノ川崎
新装開店
全台設定6
7月3日
これは株式を短期売買して「売却益」獲得を目指している人のコメントと思われます。
川崎汽船の株価は1週間単位で見ても以下のように急上昇しています。
この値動きの差を利用して短期売買で利益獲得を目指す方法は「投機」と言われ、ややギャンブル性の高い取引方法です。
特に投資初心者の方は失敗する可能性が高いので控えたほうが良いでしょう。
コメント参照:
川崎汽船(株)【9107】の掲示板 2024/06/20〜2024/06/27
川崎汽船(株)【9107】の掲示板 2024/06/28〜2024/07/02
川崎汽船(株)【9107】の掲示板 2024/07/03〜
「川崎汽船は危ない?」まとめ
本記事では、「川崎汽船は危ないのか?」について、その理由と詳細に加え、そもそもなぜ株価が上昇したのか、そして今後どうなるのかについても解説していきました。
- コロナ特需だったコンテナ船のバブルが終わる
- 日本郵船・商船三井とは違う経営戦略を立てている
- 業績が低迷すると減配される可能性が高い
上記の理由から、今川崎汽船に投資するのは危険と結論付けました。
また川崎汽船に代わるおすすめの運用先として「ヘッジファンド」についても解説。
以下の関連記事では、今回ご紹介した「BMキャピタル」や「ハイクア・インターナショナル」の他にも、日本国内のおすすめヘッジファンドをランキング形式で紹介しています。
ヘッジファンドについてのより詳しい解説もありますので、興味のある方は是非チェックしてください。