コモンズ30ファンドの評判・評価は?過去の利回りと今後の見通しを徹底解説

コモンズ30ファンドの評判・評価は?過去の利回りと今後の見通しを徹底解説

コモンズ30ファンドの口コミや評判・評価が気になる…

コモンズ30ファンドの実績を知りたい!」

ひふみプラスと比較するとどっちがおすすめ?

コモンズ30ファンドは、30年の投資目線により、有望な国内のグローバル企業約30銘柄に集中投資するアクティブファンドです。

2009年に運用を開始して以降、安定したパフォーマンスを出し続けています。

本記事では、コモンズ30ファンドの特徴やチャート分析、口コミ・評判や評価などについて徹底解説。

コモンズ30ファンドへの投資を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

コモンズ30ファンド【ファンド分析】

コモンズ30ファンドは、グローバル経済で活躍する国内企業約30社に集中投資するアクティブファンドです。

ここでは、コモンズ30ファンドに関する基本情報について解説します。

コモンズ投信とは?

コモンズ30ファンド
(出典:コモンズ投信)
銘柄名コモンズ30ファンド
運用会社コモンズ投信株式会社
設定日2009年1月
償還日無期限
信託報酬1.078%
NISA成長投資枠
つみたて投資枠
運用区分アクティブ型
販売会社楽天証券、SBI証券、マネックス証券など

コモンズ30ファンドは、30年の長期目線を持って、成長が見込まれる日本株約30銘柄に集中投資する投資信託です。

「誰もが長期的な資産形成が出来る長期投資のファンド」を目指すコモンズ投信株式会社が運用しています。

NISAの成長投資枠、つみたて投資枠にも採用されているので、非課税で運用することが可能です。

コモンズ30ファンド【運用方針】

コモンズ30ファンドは、日本株約30銘柄に集中投資するアクティブファンドです。

30年の長期にわたって、世界で成長し続けられるグローバル企業に絞って投資することで、高い利回りを目指しています。

コモンズ30ファンドの投資先企業は、下記5つの評価基準により選定されています。

コモンズ30ファンドの「5つの軸」

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5つの軸選定基準
収益力営業利益率、ROEなどの財務的価値が優れ、長期的な収益力が見込まれれる
競争力技術やサービスの開発、市場の開拓に積極的に取り組んでいる。
経営力経営トップの向上心が高く、外部の知見も取り入れている。
対話力顧客、社員、取引先、株主、社会などとの対話を重視している。
企業文化企業理念・価値観を組織内に共有し、具体的な行動に結び付けている。

コモンズ30ファンド【組み入れ銘柄】

コモンズ30ファンドの投資対象として組入されている約30銘柄は下記の通りです。

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銘柄名セクター
日揮ホールディングス株式会社資源・エネルギー
丸紅株式会社資源・エネルギー
三菱商事株式会社資源・エネルギー
旭化成株式会社新素材
信越化学工業株式会社新素材
日東電工株式会社新素材
味の素株式会社ウェルネス
株式会社資生堂ウェルネス
エーザイ株式会社ウェルネス
シスメックス株式会社ウェルネス
エムスリー株式会社ウェルネス
株式会社セブン&アイ・ホールディングス生活ソリューション
楽天株式会社生活ソリューション
任天堂株式会社生活ソリューション
ヤマトホールディングス株式会社生活ソリューション
株式会社KADOKAWA生活ソリューション
株式会社ディスコ精密テクノロジー
SMC株式会社精密テクノロジー
株式会社堀場製作所精密テクノロジー
東京エレクトロン株式会社精密テクノロジー
株式会社日立製作所社会インフラ
株式会社デンソー未来移動体
本田技研工業株式会社未来移動体
リンナイ株式会社快適空間
ダイキン工業株式会社快適空間
株式会社マキタ快適空間
株式会社小松製作所地球開発
株式会社クボタ地球開発
ユニ・チャーム株式会社ライフサイクル
(2024年10月時点)

運用方針でも解説した通り、30銘柄すべて世界で活躍するグローバル企業で構成されている点が特徴です。

セクターで分類すると10種類程度に絞って集中投資していることがわかります。

コモンズ30ファンドがどのような運用方針で、どのような銘柄に投資しているのか理解した上で、投資を検討しましょう。

組入銘柄の1つ、丸紅株については以下の記事で解説しています。

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コモンズ30ファンド【基準価額と最新チャート】

コモンズ30ファンドの最新基準価額は50,533円(2024年10月現在)です。

コモンズ30ファンドのチャートは上記の通りで、長期的に右肩上がりで成長しています。

コモンズ30ファンド【利回り】

コモンズ30ファンドが、中長期的に安定した利回りを達成しているのか気になる人も多いでしょう。

コモンズ30ファンドの直近6ヶ月および1〜5年の利回りは下記の通りです。

期間利回り
6ヶ月18.07%
1年17.60%
3年12.98%
5年15.20%

上記表の通り、コモンズ30ファンドは、直近5年間で安定して10%以上の利回りを達成しています。

コモンズ30ファンド【信託報酬・手数料】

コモンズ30ファンドの信託報酬や手数料は、アクティブファンドとしては安いといえます。

金融庁によるとアクティブファンドの信託報酬平均は1.56%、インデックスファンドおよびアクティブファンドを合わせた信託報酬平均は1.42%です。

コモンズ30ファンドの信託報酬(運用管理費用)は1.078%なので、平均値と比べて信託報酬が安いことがわかります。

コモンズ30ファンド同様、国内株式に投資する人気アクティブファンド「ひふみプラス」および「さわかみファンド」と手数料を比較してみましょう。

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銘柄信託報酬購入時手数料
コモンズ30ファンド1.078%なし
ひふみプラス1.078%なし
さわかみファンド1.1%なし

上記の通り、信託報酬に関しては、コモンズ30ファンドとひふみプラスが1.078%で、さわかみファンドは、やや高い1.1%です。

購入時手数料は、3銘柄ともにかかりません。

このことから、コモンズ30ファンドの信託報酬や手数料は、アクティブファンドとしては安いといえます。

コモンズ30ファンドの評判・評価【良い評判・口コミ】

コモンズ30ファンドは投資家からどのような評価を受けているのでしょうか?

SNSや掲示板から良い評判・口コミについてまとめました。

良い評判1. 大型グロース銘柄がしっかり組み込まれている

コモンズ30ファンドは、大型グロース銘柄がしっかりと組み込まれており、成長ポテンシャルが高いと評価されています。

大型グロース銘柄は、市場での影響力が大きく、安定した成長を期待できる点がメリットです。

たとえば、組入銘柄の1つである丸紅の株価は2020年時点で約500円でしたが、2024年7月現在の株価は約3,000円です。

このように、大型株でありながら中長期的に数倍に株価が成長している銘柄へ投資しているので、コモンズ30ファンドは優良銘柄といわれています。

良い評判2. 長期投資ファンドとして結果を残している

コモンズ30ファンドは、30年スパンを想定した長期投資を基本としたファンドであり、安定した利回りを維持しています。

過去5年間は、安定して10%以上の高利回りを達成している点が特徴です。

短期間で大きなリターンを狙うテーマ株と異なり、長期的に安定的にリターンを出し続けているので、投資初心者でも手を出しやすい銘柄と言えるでしょう。

良い評判3. 積立NISAで投資可能

コモンズ30ファンドは、つみたてNISAの対象ファンドであり、税制優遇を受けながら投資できる点が評価されています。

2024年からは新NISAのつみたて投資枠、成長投資枠に採用されているため、最大で年間360万円まで運用可能です。

課税口座ではなくNISA口座で運用すれば、運用益が非課税になります。

高利回りで運用しても、利益に対して税金が発生しないので、投資家にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

良い評判4. 時代に合わせて組み入れ銘柄を変更している

コモンズ30ファンドは、時代の変化に対応して組み入れ銘柄を柔軟に変更している点が評価されている銘柄です。

市場環境や経済状況の変化に応じて、適切な銘柄選定を行うことで、ポートフォリオの質を維持しています。

コモンズ30ファンドの過去の運用報告書を分析すると、随時新たな成長企業や市場のトレンドに対応した銘柄が追加されていることが確認できます。

このように、コモンズ30ファンドは柔軟に組入銘柄を入れ替えしているので、安定した利回りを維持できているのです。

コモンズ30ファンドの評判・評価【悪い評判・口コミ】

コモンズ30ファンドは良い評判が多い一方で、悪い評判・口コミもあります。

メリット・デメリットを踏まえた上で、投資を検討しましょう。

悪い評判1. TOPIXの方が成績が良い場面もある

上記チャートの通り、コモンズ30ファンドとTOPIX(東証株価指数)に連動するインデックスファンドeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)を比較すると、場面によってはeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)の方が成績が上回っています。

アクティブファンドは手数料が高い代わりに、インデックスファンドよりも好成績を収めることが使命です。

しかし、実際のところインデックスファンドとのパフォーマンスの差はほとんどありません。

インデックスファンドよりもパフォーマンスが劣っている場面もあることから、コモンズ30ファンドをおすすめしない声も上がっています。

悪い評判2. 指数とほぼ同じなのに信託報酬が高い

コモンズ30ファンドはTOPIXの指数と似たような値動きをしているのに、信託報酬が高いという指摘があります。

TOPIXに連動するインデックスファンドのeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)とコモンズ30ファンドの信託報酬、購入時手数料を比較してみましょう。

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銘柄信託報酬購入時手数料
コモンズ30ファンド1.078%なし
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)0.143%なし

上記の通り、信託報酬はインデックスファンドのeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)の方が圧倒的に安くなっています。

インデックスファンドよりも高いパフォーマンスを出せないのであれば、アクティブファンドに投資するメリットがありません。

このことから、コモンズ30ファンドに対する悪い評判が出回っています。

コモンズ30ファンド【今後の見通し】

コモンズ30ファンドは2009年の設定以来、右肩上がりで価格が上昇し続けているため、今後も長期的に見ると上昇し続けるでしょう。

コモンズ30ファンドが今後も上昇し続ける理由は2つあります。

コモンズ30ファンドが上昇する理由
  • 30年の長期目線で投資しているから
  • 時代の流れに合わせて銘柄の組み替えを行なっているから

運用方針が明確なため、長期にわたって安定した利回りを達成し続けています。

ただし、アクティブファンドなのにインデックスファンドと同等のパフォーマンスしか残せていないことから物足りなさを感じている人もいるでしょう。

コモンズ30ファンドよりも高利回りで安定したリターンを得たい場合は、ヘッジファンドがおすすめです。

ヘッジファンドであれば、安定して平均利回り10%以上を目指せます。

コモンズ30ファンドの評判・評価は?【関連してよくある質問】

最後に、コモンズ30ファンドに関するよくある質問をまとめました。

ひふみプラスと比較して成績が良いのはどっち?

コモンズ30ファンドとひふみプラスのチャートを比較すると、ひふみプラスの方が高いパフォーマンスを出しています。

信託報酬に差はないので、利回りを重視するのであれば、ひふみプラスの方がおすすめです。

楽天証券やSBI証券で購入可能ですか?

コモンズ30ファンドは楽天証券、SBI証券のどちらでも購入できます。

楽天経済圏で楽天ポイントを貯めたい人には、楽天証券。

Vポイントを貯めたいユーザーにはSBI証券をおすすめします。

つみたてNISAで投資可能ですか?

コモンズ30ファンドは、つみたてNISAの対象銘柄でした。

2024年からは新NISAになり、つみたて投資枠、成長投資枠の対象銘柄として取り扱われています。

つみたて投資枠では年間最大120万円、成長投資枠では年間最大240万円まで投資可能です。

分配金はありますか?

コモンズ30ファンドは、2021年まで分配金を出していましたが、2022年以降は分配金を出していません。

直近5年間の分配金の履歴は下記の通りです。

年度分配金
2020年250円
2021年300円
2022年0円
2023年0円
2024年0円

まとめ

コモンズ30ファンドは、30年の長期目線で成長が期待できる日本企業約30銘柄に集中投資するアクティブファンドです。

長期にわたって右肩上がりで価格が上昇し続けている点は評価できるものの、アクティブファンドとしてはパフォーマンスが物足りないという声もあります。

安定して10%以上の平均利回りを目指したい場合は、ヘッジファンドへの投資を検討しましょう。

たとえば、BMキャピタルであれば設立以来10年以上連続で、平均利回り10%以上を達成しています。

目的に応じて、コモンズ30ファンドに投資するかヘッジファンドなどの他の投資対象を購入するか判断しましょう。

日本株への投資を検討している方は、次の記事がおすすめです。

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