「資産2億円で早期リタイアできる?」
「利息で何年暮らせる?」
「配当生活はできる?」
事業の成功や相続、資産運用、宝くじの当選などによって金融資産2億円を持っている方は多いのではないでしょうか。
そこで気になるのが、
- 2億円の貯金があったら何年暮らせるのか?早期リタイアは可能か?
- 2億円を資産運用すれば利息や投資利益のみで生活できるのか?
- 老後資金が2億円あったら何年暮らせるのか?どんな暮らしができるのか?
などでしょう。
本記事ではそんな疑問に答えるべく、「二億円あったら何年暮らせるのか」を支出額別や資産運用の有無などの観点からシミュレーションします。
早期リタイアや可否、2億円の資産運用におすすめの投資先や注意点などもあわせて解説します。
資産2億円でリタイアできる?(運用しない場合)
では本記事の本題ですが、2億円の資産があったら一体何年暮らせるのでしょうか?
2億円で何年暮らせる?支出額別シミュレーション
ここでは現金や貯金、株などの現金化できる資産が2億円あったら何年暮らせるのか、支出額別に簡易的にシミュレーションしてみます。
月間支出額 | 年間支出額 | 資産2億円で 何年暮らせるか |
---|---|---|
10万円 | 120万円 | 約166年 |
15万円 | 180万円 | 約111年 |
20万円 | 240万円 | 約83年 |
30万円 | 360万円 | 約55年 |
50万円 | 600万円 | 約33年 |
70万円 | 840万円 | 約23年 |
100万円 | 1200万円 | 約16年 |
シミュレーション結果の受け取り方には個人差があるとは思いますが、貯金2億円の資産寿命は意外と短いという印象を受けた方が多いのではないでしょうか。
2億円もの貯金があっても生活水準によっては数十年で使いきってしまう計算になります。
日本人の1年間の支出は?
では、標準的な暮らしをする場合、月の支出金額はどの程度なのでしょうか?
以下の表は、勤労世帯の一か月の支出を年代ごとに示したものです(右端は全年代の平均値)。
月の支出額についてネットで検索をすると、消費支出のみを生活費としてピックアップしているサイトを多く見かけますが、消費支出には税金や社会保険、保険料や毎月返済している家のローンなどは含まれていません。
そこで、実際に出ていく金額を正しく把握するために、消費支出と非消費支出に加えて、保険料や家のローン、その他の借入金返済額なども含めて計算を行いました。
- 支出金額の平均値は月46万円程度
- 独身の割合が多い29歳以下が最も支出が少なく約30万円
- 子育て費用の増加と家のローン返済が重なる40代~50代では55万円~58万円ほど
- 60代に入ると子育てが終わり教育費等が減ることで支出額が減っていく
月間の支出額は、20代なのかミドル世代なのか、はたまたシニア世代なのかなど年代によって差が出るものの、標準的な生活を行う場合の勤労世帯の支出平均は月46万円程度のようです。
(※ただし子供が3人以上であったり、都心や大都市で生活する場合は平均よりも高くなります。筆者のわたし自身も月50万円で生活できる月は多くありません‥。)
先ほどの表は「勤労世帯」の月間支出でしたが、加えて、仕事をしていない老後世帯の支出も見てみましょう。
仕事をしている老後世帯と無職の老後世帯を比較すると、無職世帯の方が生活に必要な消費支出が7万円近く少なくなっています。労働収入が途絶え、老後資金の切り崩しが始まったことにより、普段よりもさらに節約をしてるのではと予想できます。
ちなみに上記の表のような標準的な生活ではなく少し余裕を持たせた生活を送るとなると、月の生活費(消費支出)は37万円程度になるそうです。非消費支出やその他の支出と併せて、月45万前後は見ておきたいでしょう。
貯金2億円で早期リタイアできる?
年齢にもよりますが、2億円ほどの貯金が貯まったら早期リタイアができる可能性も出てきます。
ここでは特に資産運用などをせず、貯金2億円を切り崩しながら生活する想定で早期リタイアの可否を考えてみましょう。
- 夫婦二人世帯の場合、月間支出を46万円として計算(65歳以降は月22万円の年金受給があるものとし、年金で賄えない支出のみを計算)
- 単身世帯の場合、月間支出を30万円として計算(65歳以降は月18万円の年金受給があるものとし、年金で賄えない支出のみを計算)
以上をシミュレーション条件として、平均寿命に近い85歳まで生きると仮定した場合と、100歳まで生きると仮定した場合にかかるリタイア後の支出額を表しました。
リタイア年齢 | 85歳まで生きる と仮定 | 100歳まで生きる と仮定 | |
---|---|---|---|
単身世帯 想定 | 40歳 | 118,800,000 | 140,400,000 |
45歳 | 100,800,000 | 122,400,000 | |
50歳 | 82,800,000 | 104,400,000 | |
55歳 | 64,800,000 | 86,400,000 | |
60歳 | 46,800,000 | 68,400,000 | |
夫婦二人世帯 想定 | 40歳 | 195,600,000 | 238,800,000(2億円を超過) |
45歳 | 168,000,000 | 211,200,000(2億円を超過) | |
50歳 | 140,400,000 | 183,600,000 | |
55歳 | 112,800,000 | 156,000,000 | |
60歳 | 85,200,000 | 128,400,000 |
表の通り、単身世帯の場合は貯金が2億円あれば40歳でも十分早期リタイアできると考えられます。
夫婦二人世帯の場合は、50歳以降のリタイアであれば、2億円の貯金で100歳まで生活することも可能でしょう。
ただしシミュレーションで採用した月間支出額はあくまでも平均値であり、ある程度の余裕のある生活を送るにはより多くの資金が掛かります。
例えば、単身世帯では月+15万円、夫婦二人世帯では月+20万円ほど支出額に余裕を持たせると、以下の表のように必要な老後資金が増えるためリタイアが難しくなる場合も予想されます。
- 夫婦二人世帯の場合、月間支出を66万円として計算(65歳以降は月22万円の年金受給があるものとし、年金で賄えない支出のみを計算)
- 単身世帯の場合、月間支出を45万円として計算(65歳以降は月18万円の年金受給があるものとし、年金で賄えない支出のみを計算)
リタイア年齢 | 85歳まで生きる と仮定 | 100歳まで生きる と仮定 | |
---|---|---|---|
単身世帯 想定 | 40歳 | 199,800,000 | 248,400,000 |
45歳 | 172,800,000 | 221,400,000 | |
50歳 | 145,800,000 | 194,400,000 | |
55歳 | 118,800,000 | 167,400,000 | |
60歳 | 91,800,000 | 140,400,000 | |
夫婦二人世帯 想定 | 40歳 | 303,600,000 | 382,800,000 |
45歳 | 264,000,000 | 343,200,000 | |
50歳 | 224,400,000 | 303,600,000 | |
55歳 | 184,800,000 | 264,000,000 | |
60歳 | 145,200,000 | 224,400,000 |
2億円の貯金を切り崩して一生暮らすのは難しい!
ここまでのまとめとして、「貯金2億円で何年暮らせるか」の答えとしては以下の通りです。
- 貯金2億円を切り崩すだけでは、標準的な生活でも30年~40年程で使い切ってしまう
- 余裕のある生活を送る場合、貯金2億円では年30年ももたない可能性も
- 標準的な生活を送るのであれば貯金2億円で早期リタイアも可能 (上表参照)
- 余裕のある生活を送る場合、夫婦二人世帯では早期リタイアは難しい可能性も
資産2億円を有する人の割合は?
金融資産2億円を保有する人の割合を正確に示すデータはありませんでしたが、野村総合研究所の調査によると、2021年時点で金融資産から負債を差し引いた「純金融資産」が1億円以上ある世帯は約148.5万世帯(うち純金融資産5億円以上は9万世帯)であったと報告されています。
これは割合にして日本の全世帯の約2.86%、約28世帯に1世帯が1億円以上の金融資産を有するイメージです。
またこのデータは「純金融資産」をベースに計算したもので、これには不動産などの実物資産は含まれません。
土地や建物、金などの貴金属で資産を保有する人も含めると、金融資産2億円の保有者の割合はさらに高くなるでしょう。
資産2億円でリタイアできる?(運用をする場合)
さて、ここまでの内容は貯金の2億円をただ切り崩して使うという想定で解説しました。
しかし、2億円もの貯金があれば資産運用効果はかなりのもの。投資で資産をさらに増やそうと考える人も多いでしょう。
まずは2億円の貯金を資産運用に回した場合、どの程度の利回りが期待できるのか見てみましょう。
2億円を運用した場合の利回りは?
投資に掛かる税金は投資商品の種類と課税方法によっても異なりますが、一般的には20.315%の税金がかかります。
投資利益にかかる税金
所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%=20.315%
ここではシミュレーションしやすくするために、税率を20%として資産運用で得られる利益を試算してみます。
1年で得られる利益 (税引前) | 1年で得られる利益 (税引後) | |
---|---|---|
2億円を年利1%で運用 | 200万円 | 約160万円 |
2億円を年利4%で運用 | 800万円 | 約640万円 |
2億円を年利7%で運用 | 1400万円 | 約1120万円 |
2億円を年利10%で運用 | 2000万円 | 約1600万円 |
表のように、2億円を資産運用すれば、年利1%の運用ですら年間200万円(税引後160万円)もの利益が手に入ります。また年利10%なら、なんと1年で2000万円(税引1600万円)もの利益が期待できます。
2億円を運用しながら使う場合は何年暮らせる?
ここで冒頭で紹介した、月間支出額と資産2億円で何年暮らせるかを示した表を見てみましょう。
月間支出額 | 年間支出額 | 資産2億円で 何年暮らせる (資産運用しない) | 資産2億円で 何年暮らせる (年利1%で運用) | 資産2億円で 何年暮らせる (年利4%で運用) | 資産2億円で 何年暮らせる (年利7%で運用) | 資産2億円で 何年暮らせる (年利10%で運用) |
---|---|---|---|---|---|---|
10万円 | 120万円 | 約166年 | 一生 ※投資利益で 生活可能 | 一生 ※投資利益で 生活可能 | 一生 ※投資利益で 生活可能 | 一生 ※投資利益で 生活可能 |
15万円 | 180万円 | 約111年 | 1000年 | |||
20万円 | 240万円 | 約83年 | 250年 | |||
30万円 | 360万円 | 約55年 | 100年 | |||
50万円 | 600万円 | 約33年 | 45年 | |||
70万円 | 840万円 | 約23年 | 29年 | 100年 | ||
100万円 | 1200万円 | 約16年 | 19年 | 36年 | 250年 |
表から読み取れる通り、投資初心者でも比較的狙いやすい年利4%ほどで資産運用しても、年間640万円ほどの投資利益が見込めます。
標準的な生活を送るのであれば、平均月間支出は46万円程度でしたので、2億円の資産運用による不労所得だけで生活をすることもできるでしょう。その場合2億円の資産や貯金を切り崩す必要がないので、実質一生暮らせるという答えになります。
また運用の難易度は高めですが、2億円を年利10%で運用できた場合、貯金を切り崩すどころか、むしろ5年弱の運用期間で資産を3億円以上に増やせる可能性もあります。
2億円の運用で配当生活(利息生活)はできる?
配当生活は投資で得た配当金のみで生活を送ること、利息生活は投資で得た利息のみで生活を送ることを指す言葉です。
以下の表では、2億円の貯金を各年利で運用した場合に期待できる不労所得から、配当生活・利息生活を送ることの出来る月間支出額の限度を示しました。
1年で得られる利益 (税引前) | 1年で得られる利益 (税引後) | 配当生活・利息生活を送れる 月間支出額の限度 | |
---|---|---|---|
2億円を年利1%で運用 | 200万円 | 約160万円 | 約13.3万円 |
2億円を年利4%で運用 | 800万円 | 約640万円 | 約53.3万円 |
2億円を年利7%で運用 | 1400万円 | 約1120万円 | 約93.3万円 |
2億円を年利10%で運用 | 2000万円 | 約1600万円 | 約133.3万円 |
年利1%の運用で得た利益のみで生活するとなると、月に使える金額は約13.3万円。単身世帯であっても厳しい金額です。
一方年利4%以上で運用が出来れば月に使える金額が53万円以上になりますから、標準的な生活であれば計算上は十分配当生活や利息生活を送ることが出来ると言えるでしょう。
資産運用には元本割れリスクが伴いますが、年利4%程度であればリスクをコントロールしながら投資初心者でも比較的安定して目指すことが可能です。
2億円という資金は、資産運用によって3億円・4億円・5億円‥と膨れ上がるポテンシャルを持った金額です。2億円の運用次第では、より早い時期のリタイアや、より裕福な生活が実現できるでしょう。
2億円を資産運用するならどんな方法がおすすめ?
では具体的に、貯金2億円を資産運用するにはどんな投資方法がおすすめなのでしょうか?
資産運用の種類
まずは簡単に、資産運用に利用できる投資商品の種類をご紹介します。
期待年間利回り | 特徴 | |
---|---|---|
ヘッジファンド | 10%程~ | ヘッジファンドに資産運用を任せ運用益を得る |
銀行預金 | 0.025%~0.45% | 銀行にお金を預けて利子を得る |
国債 | 0.05%~0.5% | 国債を購入し満期時に元本と利子を受け取る |
社債 | 国内社債:0.3%~2%程 外国社債:2%~7%程 | 社債を購入し満期時に元本と利子を受け取る |
不動産投資 | 4%~5%程 | 購入した不動産を貸し出し家賃収入を得る 不動産を売却して値上がり益を得る |
株式投資 | 3%~7%程 | 株式を購入し配当金や値上がり益を得る |
投資信託 | 3%~8%程 | 投信ファンドを購入し配当金や値上がり益を得る |
プライベートバンク | 日系:5%〜10%程 外資系:3%~17%程 | プライベートバンクに口座開設し資産運用に関するコンサルティングを受ける 提案を受けた商品に投資し運用益を得る |
ヘッジファンド(期待利回り年10%~)
直接契約やIFA経由などでヘッジファンドに投資し、運用益の獲得を目指す方法です。
ヘッジファンドは、オルタナティブ投資と言って非常に幅広い商品に分散投資するため利益獲得の機会が多くなります。
また空売りやレバレッジなどの投資手法を駆使できるため、下落相場での耐性が強く相場環境に関わらず利益を狙います。
高い利回りと引き換えにまとまった手数料が発生するため、安定して高い利回りを出しているヘッジファンドを見極めることが大切です。
500万円以上の投資資金がある場合は、ヘッジファンドへの乗り換えを検討しましょう。
ヘッジファンドの中で特におすすめの4社は、次のとおりです。
期待年利 | 最低投資額 | 問い合わせ | 投資手法・対象 | |
---|---|---|---|---|
BMキャピタル | 10%~ | 1000万 | 面談 | ・バリュー株 ・アクティビスト |
ハイクア インターナショナル | 12%(固定) | 500万 | 面談または 資料請求 | 新興国企業融資 |
アクション | 31%〜 | 500万 | 面談 | ・バリュー株 ・事業投資 ・ファクタリング ・Web3事業 |
GF | 29%〜 | 1000万 *500万~相談可 | 面談 | 大型日本株 |
BMキャピタル
運用会社 | ビーエムキャピタル合同会社(BM CAPITAL LLC) |
---|---|
代表者 | 森山武利(たけとし) |
本社所在地 | 東京都港区六本木7-18-1 |
運用歴 | 10年以上 |
平均利回り | 年利10%〜 |
最低投資額 | 1,000万円 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
運用手法 | ・バリュー株投資 ・アクティビスト投資 ・イベントドリブン戦略 |
主な投資先 | 日本株 |
ロックアップ期間 | 3ヶ月 |
公式サイト | BMキャピタル |
BMキャピタルは「損失を出さない」安心の資産運用がモットーの日本のヘッジファンドです。
- 平均年利10%超を継続中
- 設立以来マイナス運用の年ゼロ
- 10年以上の運営実績
BMキャピタルは設立以来、平均年利10%以上の安定した運用を継続しています。四半期では下振れたり、上振れたりすることもありますが、年間を通せば10%超の成績を出せているということです。
そして、年利10%を平均で出せているため、当然ながらマイナス運用の年はありません。コロナショックを含む、さまざまな経済危機をプラスで乗り切った実績を誇ります。
10年以上の運営実績があることも、投資家にとっては安心材料となるでしょう。詳しい情報は、無料の面談で聞くことができますので、まずは問い合わせてみてください。
ハイクアインターナショナル
運用会社 | ハイクアインターナショナル合同会社 |
---|---|
代表社員 | 梁秀徹 |
本社所在地 | 〒581-0016 大阪府八尾市八尾木北1-44 |
運用歴 | 1年 |
利回り | 年間12%(固定) |
最低投資額 | 500万円 |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
運用手法 | SAKUKO VIETNAMへの事業融資 |
公式サイト | ハイクアインターナショナル |
ハイクアインターナショナルは、グループ会社への事業融資で年利12%の配当を実現する新興国企業融資ファンドです。
運用の仕組みは以下の通り。
- 投資家がハイクア社に出資する
- ハイクア社がサクコ社に融資する
- サクコ社が利益をハイクア社に還元する
- ハイクア社が投資家に配当を支払う
融資先のサクコ社はベトナムで日本製品販売店やビジネスホテル、飲食店などを展開する成長企業。
2011年に進出し、現在は年間30億円を売り上げています。
- 3カ月ごと3%、年利12%の配当を受け取れる
- 最低投資額は500万円~
- 成長市場の成長企業への融資なので確実性が高い
- 資料請求のみも可能で、問い合わせハードルが低い
最低投資額は500万円からと、他のヘッジファンドと比較しても投資しやすい金額設定になっています。
「SAKUKO Vietnam」で検索するといろいろな情報が得られる上、ハイクア社の社長兼サクコ社の会長がYouTubeで発信するなど実体性や透明性も抜群です。
また資料請求のみの問い合わせもできるため「いきなり面談はちょっと」という人も、一歩を踏み出しやすいでしょう。
\ まずは無料の資料請求 /
アクション合同会社
運用会社 | アクション合同会社 |
---|---|
代表者 | 古橋弘光 |
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目13−1 虎ノ門40MTビル 7階 |
運用歴 | 1年 |
平均利回り | 過去4年平均31% |
最低投資額 | 500万円 |
運用手法 | ・アクティビスト投資 ・バリュー株投資 |
主な投資先 | 日本株 |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | アクション |
アクションは2023年に設立された新進気鋭のヘッジファンドです。
代表 兼 運用責任者はトレイダーズホールディングス株式会社の元 取締役・古橋 弘光氏。
FXをされている方の中には知っているという方も多いかもしれませんね。
30年以上も金融業界に携わってきた古橋氏が開設したファンドということもあり、期待が高まります。
そんなアクションの投資先は日本のバリュー株、海外の投資ファンド、不動産、債券事業投資、ファクタリング、Web3事業など多岐におよびます。
アクションが公式サイトで公表している年度ごとのポートフォリオによると、分散投資を行いつつも2025年からはESGファンドの比率を高めていることがわかりますよね。
■Web3事業
■事業投資
■ファクタリング
■ESGファンド
■余剰資金
公式サイトにも記載がありますが、代表の古橋氏はアクティビティストになることが最終目標であるとしています。
まだ新しいファンドですから、初めのうちは資金の確保と言う意味でも様々な事業に分散投資をしているということもあるのでしょう。
今後の想定としても、高いリターンを見積もっていることが分かりますね。
本格的なヘッジファンドの最低投資額は1000万円~がほとんどですが、アクションの最低投資額は500万円~受け付けています。
恐らくですが、設立されたばかりと言うことで「投資家・資金を集める」と言う意味で最初の内は500万円~なのでしょう。今後はアクションも1000万円~になる可能性もあるかもしれません。
同社は今後アクティビティストになることを目標としていていますから、今のうちに本格的なアクティビティストファンドへ500万円で投資できるのはチャンスとなるでしょう。
詳しいポートフォリオ詳細や今後の見通しなどは、直接面談にて説明をしてくれます。
当然、その場で契約を迫ったりをすることはありませんので、是非お気軽にご相談してみてはいかがでしょうか?
GFマネジメント
運用会社 | GF Management合同会社 |
---|---|
代表者 | 田尻 光太朗 |
本社所在地 | 東京都千代田区麹町4丁目5-20 |
運用歴 | 1年 |
平均利回り | 年平均29% ※ファンドマネージャーの運用成績 |
最低投資額 | 1,000万円 ※500万円から相談可能 |
運用手法 | 大型日本株でポートフォリオを形成 |
主な投資先 | 大型日本株 |
資料請求・相談 | 無料 |
面談の形式 | オンラインまたは対面 |
公式サイト | GFマネジメント |
GFマネジメントは、2023年に設立された新進気鋭のヘッジファンド。社名のGFは「Greed(貪欲)」と「Fear(恐怖)」の頭文字で、ウォーレン・バフェットの投資哲学に基づいています。
運用を担当するファンドマネージャーは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで修士号を取得後、UBS証券やモルガン・スタンレー証券の投資銀行部門で経験を積んだ実力者です。モルガン・スタンレー時代にはテクノロジーやヘルスケア領域のM&A案件等を担当し、その経験を活かした独自の投資戦略を展開しています。
同社が採用するJ-Prime戦略は、日本の大型株や指数ETFを20~30銘柄組み込んだポートフォリオ運用です。銘柄選定では、市場成長性、持続的な収益力、競争優位性という3つの基準を重視。この戦略により、運用開始から277%(資産約3.8倍)という驚異的なリターンを実現しています。
リスク管理面では、1銘柄あたりの投資配分を10%以下に制限するなど、慎重な運用姿勢も特徴です。ただし、運用期間中に一時的なマイナスを記録することもあるため、3〜5年の中長期での投資が推奨されます。投資開始額は500万円からで、月次での運用レポート提供など、情報開示にも積極的です。
GFマネジメントは日本株の優良企業ポートフォリオで中長期で大きなリターンを狙いたい方におすすめです。
その他のヘッジファンドは以下の記事で紹介しています。
預金(期待利回り年0.025%~0.45%)
銀行にお金を預けて利子を得ることで資産増加に繋がります。
預け入れ中元本の変動がない元本保証商品で安心ですが、現在の日本では利回りが1%を切っており資産運用効果は低いです。
国債(期待利回り年0.05%~0.5%)
国の発行する債券(国債)を購入し保有すると定期的に利子を受け取れます。元本は満期時に還元されます。厳密には元本保証ではありませんが、国が元利金の払い戻しを保証する安全性の高い商品です。
個人で購入できる国債は「個人向け国債」と「新窓販国債」の2種類です。
国債も現状は利率が低いため、安全な資産運用と引き換えに、運用利益は低くなります。
社債(期待利回り:国内社債年0.3%~2%程/外国社債:2%~7%程)
社債は企業が発行する債券で、社債を購入して保有することで利子収入を期待できます。
発行体が一般企業であるため、安全性は国債よりも劣りますが、利回りは高めになります。
発行は不定期で人気社債はすぐに完売するため、普段から情報収集しておく必要があります。
不動産投資(期待利回り年4%~5%程)
不動産を購入して、賃貸収入や売却による売却益の獲得を目指す方法です。
不動産ローンが組めるので、少ない資金でまとまった利益を目指すこともできます。
ただし、実際の投資までに手間が掛かることや、様々なリスクもあるため賛否両論の投資先でもあります。
株式投資(期待利回り年3%~7%程)
企業の発行する株式銘柄を購入し、配当益や売却益を目指す投資方法です。
自分で売買・運用する場合は、運用費用が安く抑えられますが、銘柄選定や運用に関する知識とテクニックが一定以上必要です。
投資信託(期待利回り年3%~8%程)
証券会社等の金融機関を通して投資信託ファンドを購入し、配当金や運用益の獲得を目指す方法です。
投信ファンドを選んで資金を投じると、手数料と引き換えにファンドマネージャーが様々な銘柄に分散投資をしながら運用を行ってくれます。
運用の手間を取られず手軽に分散投資できるのが最大のメリットですが、下落相場では利益が出にくくマイナス運用になりやすくなることには注意も必要です。
プライベートバンク(期待利回り 日系:5%〜10%程/外資系:3%~17%程)
プライベートバンクに口座開設すると、顧客一人ひとりに合わせて資産運用商品の提案や投資の手続きをサポートしてくれます。その他にも節税対策や子供の教育・医療関連など総合的なサービスを受けることも出来ます。
口座開設が可能な資産条件はプライベートバンクによって異なります。
会社名 | 資産条件 | |
---|---|---|
日系 | みずほ銀行 | 10億円以上 |
三井住友銀行 | 5億円以上 | |
三菱UFJ銀行 | 非公開 | |
野村証券ウェルスマネジメント | 非公開 | |
大和証券 | 個別相談 | |
三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券 | 1億円以上 | |
外資系 | クレディ・スイス | 5億円以上 |
UBS | 2億円以上 | |
ロンバー・オディエ | 3億円以上 |
いわずもがなプライベートバンクもまとまった手数料の支払いが必要です。
分散投資が大切
上では、年間期待利回りが1%以下の低リターン商品から、ヘッジファンドなど10%以上を狙える投資先まで8種類の資産運用方法を紹介しました。
中には、元本割れリスクのある商品に投資しなくても、元本保証の「銀行預金」に預けるだけで十分と考える人もいるでしょう。
しかし、運用資金が2億円ともなると、数パーセントの利率の差でも大きな利益差が生まれます。
目指す運用利回り | 運用方法 | 1年間の運用利益(税引前) |
---|---|---|
2億円を年利0.025%で資産運用 | 銀行預金 | 5万円 |
2億円を年利1%で資産運用 | 社債等 | 200万円 |
2億円を年利4%で資産運用 | 不動産投資等 | 800万円 |
2億円を年利7%で資産運用 | 株式投資や投資信託等 | 1400万円 |
2億円を年利10%で資産運用 | ヘッジファンドやPB等 | 2000万円 |
銀行に貯金だけしていると、年間数百万円~数千万円の利益獲得の機会を自ら放棄することにもなりますし、あまりに低い年利で預けていると、インフレ率に負けて資産価値が目減りしてしまいます。
つまり、現在の日本では「資産運用をしないこと」にもリスクが伴うのです。
また逆に、FXや仮想通貨などリスクの高い投資商品に集中投資してしまうと、少しの値動きで一瞬にして資産を減らしてしまいます。
そこで安全性と安定性を維持しながら資産運用を行うために「分散投資」が重要なポイントになります。
2億円などの高額資産に限らず、資産運用では値動きの異なる複数の商品に資産を分散して投資をすることで、お互いの価格変動をカバーし合い、結果的に安定した運用成果を上げることに繋がります。
2億円運用のポートフォリオ例
では具体的に、2億円の資産をどこに(どのような資産クラスに)どのような配分で分配するのが良いのでしょうか。
投資ポートフォリオの組み方で意識するのは、投資目標・リスク許容度・資金の流動性・各資産クラスの値動きの相関性などです。
特に最初に挙げた3つは人によってそれぞれですので、最適なポートフォリオは個人で異なるというのが大前提です。
そのためここではあくまで一例として2億円の運用ポートフォリオ例をご紹介します。
銀行預金 | 10%(2000万円) |
---|---|
国内債券 | 10%(2000万円) |
海外債券 | 20%(4000万円) |
国内株式 | 20%(4000万円) |
海外株式 | 20%(4000万円) |
国内不動産 | 20%(4000万円) |
銀行預金 | 10%(2000万円) |
---|---|
海外債券 | 10%(2000万円) |
国内株式 | 10%(2000万円) |
海外株式 | 20%(4000万円) |
国内不動産 | 20%(4000万円) |
ヘッジファンド | 30%(6000万円) |
積極運用派のポートフォリオでは、高利回りが見込めるヘッジファンドを組み込んで期待利回りを引き上げています。
どちらのポートフォリオでも、流動性の高い資産を一定金額保有する目的で銀行預金を10%程保有しており、また債券や株式、不動産等で、利息・配当金・家賃収入などの定期収入が期待できます。
多額の資産はプロに運用を任せよう
上では、資産運用のポートフォリオの一例をご紹介しましたが、運用資金が2億円ともなると分散投資も容易ではありません。
例えば上の表のように、4000万円を国内株式銘柄に投資する場合、もちろんここでも一つの銘柄に収入させるのではなく、リスク分散の観点から複数の銘柄に分散投資しなければなりません。
より具体的には、
- 金融商品ごとの値動きの相関性や市場の状況を勘案して、複数の資産クラスに資産を振り分ける
- 利益が期待できる銘柄を調査・分析・選定し、適切なタイミングで購入する
- 市場の動きを見極めて適切なタイミングで売却し利確する
- 定期的に市況に合わせて資産分配のリバランスを行う
などの作業が必要で、投資商品や運用に関する豊富な知識と経験も求められます。4000万円もの資金を自分で投資するとなると、想像以上にプレッシャーと手間暇もかかるでしょう。
そのため資産運用に関する十分な理解や経験、投資に割く時間がないのであれば、手数料は掛かっても投資のプロに任せるの方が安全かつ効率的に運用できる可能性が高いでしょう。
資産運用をプロに任せる方法としては、既出の投資信託・ヘッジファンド・プライベートバンクなどが挙げられます。
投資信託 | ヘッジファンド | プライベートバンク | |
---|---|---|---|
仕組み | 投資信託ファンドのファンドマネージャーが投資家に代わって運用を行う。 | ヘッジファンドのファンドマネージャーが投資家に代わって運用。 | 投資商品の提案や販売、相続対策やライフプランニングに関するサポートなど総合的なコンサルティングを行う。 |
特徴 | 指標となるベンチマークに沿う相対収益型の運用を行う。 | ベンチマークを持たず、いかなる市況においても利益獲得を目指す絶対収益型の運用。 | 投資先は一般的な金融商品のほか、ヘッジファンド・不動産ファンド・ベンチャーキャピタル等。 |
最低投資額 | 100円程度~ | 1000万円程度~ | 1億円程度~ ※中には10億円以上も |
投資信託は銀行や証券会社で気軽に購入できるため知名度の高い投資先ですが、その多くは市場のベンチマークに沿うインデックス運用を行うため、市場の下落局面では利益を出しにくく含み損を抱えてしまうことも多々あります。
その点ヘッジファンドは、高度な投資手法を武器に下落相場を逆手に取った戦略を打ったり、多様な商品で利益獲得の機会を模索するため、下落相場での損失を限りなく抑えることが可能になります。
そのため安全性の高い運用を目指すのであれば、ヘッジファンドやヘッジファンドにアクセスできるプライベートバンクを利用するのがよりおすすめです。
2億円を資産運用する際のポイントと注意点
ここまで貯金2億円あったら何年暮らせるかをテーマに、貯金2億円の資産寿命や資産運用による可能性を解説してきました。
2億円の貯金額は、贅沢な暮らしを続けていると意外にもすぐに無くなってしまう程の金額です。
せっかく貯めた2億円ですから、最大限有効活用しつつ長くもたせられるよう、以下の4つの点には気を付けましょう。
- インフレリスクに備えた運用を意識する
銀行は元本保証だから安全だと2億円を貯金だけしておくと、インフレにより資産価値が目減りする危険性があります。
物価上昇率を超える利率で運用することで資産の目減りを回避するのがおすすめです。 - 2億円の資産運用はリスク分散を徹底する
既出の通りですが、分散投資によるリスク分散は資産運用の最重要ポイント。
値動きの異なる商品や銘柄、投資対象国、投資タイミングなどの分散を徹底しましょう。 - ハイリスクな商品に安易に手を出さない
金融商品は多種多様ですが、中でもFXや仮想通貨など、市場変動が激しく運任せになりがちです。
値動きの予想の難しいハイリスク商品は安定性の高い資産運用を目指す人にはおすすめできません。 - 知識の無いまま無理に自分で運用しない
自分で勉強しながら投資するのは悪いことではありませんが、2億円などの高額資金を素人の方が適切に運用するのは容易ではありません。
むしろ知識不足によりかえって投資リスクを高めてしまう危険性もあるのでプロに任せるなどの方法も積極的に活用するのがおすすめです。
より高額な資産の運用に関しては下記の記事でまとめていますので参考にしてみてください。
資産2億円でのリタイアに関するQ&A
最後に、2億円に関するよくあるQ&Aにお答えします。
もし2億円の宝くじに当たったら仕事をやめても良い?
2億円の宝くじが当たったとしても、すぐに仕事を辞めることはおすすめしません。
年齢や生活水準、世帯人数によっては今後の生活資金や老後資金が足りなくなる可能性もあります。
下の表も参考に、ご自身の年齢・支出額・年金の受け取り予想額などを勘案して貯金2億円の資産寿命を確認してから退職の可否を決定しましょう。
月間支出額 | 年間支出額 | 資産2億円で何年暮らせるか |
---|---|---|
10万円 | 120万円 | 約166年 |
15万円 | 180万円 | 約111年 |
20万円 | 240万円 | 約83年 |
30万円 | 360万円 | 約55年 |
50万円 | 600万円 | 約33年 |
70万円 | 840万円 | 約23年 |
100万円 | 1200万円 | 約16年 |
老後資金が2億円あったらどの程度の生活レベルで暮らせる?
以下は総務省の公開データをもとに、筆者が老後の支出額をまとめたものです。
老後仕事していない世帯の月の支出額は、約26万円(うち消費支出が20万円)となっています。
しかしこれはあくまで全国の平均値にすぎず、実際余裕のある老後を送るには夫婦二人で+15万円ほど必要になると言われています。
つまり、夫婦二人世帯世帯では月40万円ほどの支出を想定しておくべきということになります。
老後60歳から100歳まで40年生きる(65歳からは月22万円程度の年金を受給)と想定した場合、裕福な生活では約1億の老後資金が必要になります。
もし老後資金が2億円あれば、かなり余裕のある生活を送れそうですね。
2億円の貯金を目指すにはどうしたらよい?何年掛かる?
大学を新卒で卒業してから60歳の退職まで継続してフルタイムの正社員を続けた場合、退職金を除く生涯賃金は男性で2.7億円程度、女性で2.2億程度とされています。
しかし生活をしている限り支出は避けられませんから、一般の会社員が仕事だけで2億円を貯めるのは難しいと予想できます。
しかし資産運用による不労所得の力を借りれば、2億円の貯金を目指すのも夢ではないでしょう。
- 貯金2000万円を年利10%で25年間資産運用した場合
- 貯金3000万円を年利10%で20年間資産運用した場合
- 1億円を年利5%で15年間資産運用した場合
資産2億円でリタイアできる?まとめ
本記事では2億円あったら何年暮らせるかをテーマに、金融資産2億円の資産寿命や資産運用の効果、運用の注意点などを解説しました。
下の表のように、2億円を資産運用しない場合は、標準的な生活(月の支出46万円程度)でも、30年強しか貯金がもちません。
定年を過ぎて老後資金が2億円あるなどの場合を除き、より長く資金を持たせたい・より裕福な生活を送りたいという方は、貯金の一部を資産運用に回すことをおすすめします。
月間支出額 | 年間支出額 | 資産2億円で 何年暮らせる (資産運用しない) | 資産2億円で 何年暮らせる (年利1%で運用) | 資産2億円で 何年暮らせる (年利4%で運用) | 資産2億円で 何年暮らせる (年利7%で運用) | 資産2億円で 何年暮らせる (年利10%で運用) |
---|---|---|---|---|---|---|
10万円 | 120万円 | 約166年 | 一生 ※投資利益で 生活可能 | 一生 ※投資利益で 生活可能 | 一生 ※投資利益で 生活可能 | 一生 ※投資利益で 生活可能 |
15万円 | 180万円 | 約111年 | 1000年 | |||
20万円 | 240万円 | 約83年 | 250年 | |||
30万円 | 360万円 | 約55年 | 100年 | |||
50万円 | 600万円 | 約33年 | 45年 | |||
70万円 | 840万円 | 約23年 | 29年 | 100年 | ||
100万円 | 1200万円 | 約16年 | 19年 | 36年 | 250年 |
ご自身で適切に資産運用をしていく自信がない、どこに投資すべきか決められない、運用に失敗しないか不安だという方は、無理に自分で背負い込むのではなく、ヘッジファンドやプライベートバンクなどの専門家の力も借りて安全な資産運用に取り組みましょう。